人生が決まる文章力とは
せっかく時期が時期なので、新卒の方の役に立つエントリーを主体に書いていこうと思います。
なので今回のお題は、社会人として求められる最低限の、かつ最大限の能力「文章力」です。
目次
1.文章力が人生を左右する
2.文章力の鍛え方
1.文章力が人生を左右する
「文字」というものは、日本であれば全ての人が毎日のように目にしますし、さらにはほぼ全ての人が文字と文字を組み合わせた「文章」を目にします。
それはさながら呼吸と同等のレベルで日々の生活に組み込まれ、呼吸と同等のレベルで全ての人が使いこなしているはずです。
ですがそれは呼吸のように、美しい鼻呼吸をしている人もいれば下手くそな口呼吸をする人もいる。
文章力というのは、鼻呼吸ができている人のように自然に身につく人もいれば、後天的に改善しないと身につかない人もいるものです。
【文章力が人生に与えるインパクト】
適当に呼吸に例えましたが、文章力というのはたった一度、それも数週間〜数ヶ月くらい本気で学べば、それなりのレベルまではすぐに改善させられます。
そしてそれは人生に絶大なインパクトをもたらし、人生を確実に好転させます。
【採用のエピソード】
私は採用に関わることもありますが、その人とのメッセージ文のやり取りでまず始めに会うか会わないかの足切りを行います。
それはその人の文章力を見ているのではなく、送信ボタンを押すまでのフローを見ているからです。
これは全てのアポで同様のことを行うわけではないですが、少なくとも採用されたくて応募してきている人の、その熱量くらいは文章で見極めることが可能です。
【メールでその人の力量がわかる】
メール文程度であれば、ググればいくらでもテンプレートが出てきます。
またそれを少し組み合わせれば、正しいメール文くらい小学生でも書ける時代です。
が、書けてない人がいるんです。
それは自身の問題解決能力の低さをメール文に載せて相手に送りつけているようなもの。
私の時間を奪うのに対し、メールの書き方を調べ、文を校正する時間すらかけないような人を、私が信頼できるはずがありません。
【誤字脱字はもってのほか】
これはメール以外の連絡ツールでも同様のことが言え、オフィシャルな連絡で初めて文章を送る場合、誤送信のリスクも考えて下書きするのが普通です。(もちろん例外もありますが)
その下書きに誤字脱字がないか、文章に粗相がないか。しっかりと確認した上で文章を送るのが文字コミュニケーションにおける最低限の礼儀ではないでしょうか。
それを、一回見直せば分かるような誤字脱字のオンパレード、さらには社名やサービス名を間違えている人もしばしば。
この人は本当にぼくに会いたいのかな?と感じてしまいます。
【アドバンスインプレッションを操作する】
これは採用以外の場でも言えますが、会う前のアドバンスインプレッション(事前の印象)は非常に重要になってきます。
お互いの情報がその連絡ツールでのやり取りしかない場合、会うか会わないかはほぼそこで決定されてしまうことがほとんどです。
もちろん文章力がしっかりしているから会いたくなるかは分かりませんが、少なくとも文章力が低いから会いたくなくなることは少なくありません。
企業に対するアポなどの場合には、これで知らぬ間に足切りにあってしまうことも。
悲しいかなこれが現実です。
2.文章力の鍛え方
文章力というのは、「鍛えていないこと」が問題であって、特に難しい技術でもありませんし、簡単に鍛えられます。
上述のメール文などの場合は都度調べるようにすればいいのですが、それだけでは日常的に使える文章力は身につきません。
では、どうすれば文章力は身につくのでしょうか。
【たくさん本を読む】
文章力は確実に読書量に比例します。
コツとしては、偏ったテイストの文章に触れるのではなくさまざまなテイストの文章に触れること。
おすすめはビジネス書ですが、少しユーモアの効いた文章を書きたい場合はエッセイなどの読書量が活きてくるので、満遍なく読むようにしましょう。
【文章を書く】
文章をただたくさん書けば文章力が上がるわけではないですが、正しいPDCAを意識して文章を書けば、飛躍的な文章力の向上が望めます。
ここでいうPDCAとは、
P=文章の骨組み作成
D=骨に肉(文)をつける
C=誤字脱字、おかしな文がないかチェックする
A=文章を推敲する
といった具合です。
ここで重要なことは、書くときよりもチェックに時間をかけること。
そしてCの段階では、書いたものを必ず黙読するようにしましょう。
【日本語を話せるのに、日本語を書けない】
正しい日本語を話せるのに、正しい日本語を文章に落とし込めていない人が多い気がします。
それを解消する最速の方法は、自分で書いた文章を黙読、周りに迷惑がかからないようであれば音読をすること。
書けない人というのは非常に多いのですが、読めない人というのは意外に少ない(内容が難しい場合などは別ですが)です。
ならば自分で書いた文章を一度数時間寝かせ、客観的な視点で読んでみれば、理屈上は自分の文章のおかしいところがわかるようになるはずです。
【文章力は得しにくいが、損はしやすい】
文章力で得をする人というのは比較的少なく、文字の専門分野の人間であったり、生まれながらの才能で独特な文章を書ける人である場合が多いです。
が、文章力で損をする人というのは非常に多いように感じます。
今回説明したように、時にはその人の人生を左右することも少なくありません。
次回からはせっかく編集の仕事をしているので、読んでくれている方の人生が変わるようなテクニック(最初は基本的なものから、需要があれば上級のものまで)を紹介していきます。
もちろん、この記事の反響次第ではありますが…
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