【小学校教員】夏休みの業務②【仕事の中身】
何かと最近ブラックと言われる先生のお仕事。
知られているようで知られていない、「小学校の先生」の夏季休業中(夏休み)のお仕事を公開します。
夏季休業(夏休み)にしていること
その1:教材研究ー授業の質を高めるための大切な時間
夏休み中は、教員にとって最も重要と言える「教材研究」の時間を確保できます。教材研究でどんなことをしているかというと・・・
教科書や副教材の精読: 各教科の教材をじっくりと読み、内容や学習目標を把握し、自分が授業で取り上げたいポイントを絞ります。
新しい教材の探索: 児童の興味を引くような新しい教材を探します。
授業計画の作成: 指導計画を立て、各単元の目標を確かめます。
オリジナル教材の作成: ワークシートなどオリジナルの教材を作成します。
教材研究の視点としては・・・
児童の興味・関心を引く授業をつくる: 自分が受け持つ子どもたちの興味・関心に合わせた教材を選んだり作ったりすることで、より効果的な学習を促すことができます。
教材の開発: 教科書だけでなく、様々な教材を組み合わせたり、オリジナル教材を作成したりすることで、児童の思考力を深めることができます。また、同じ学年を連続して受け持っても、学習集団が違うとその集団にあったカスタマイズが必要になります。
変化に対応した授業を行うため: 社会の変化というと大袈裟ですが、学習指導要領や教科書、学校が変わったりすると、教材を更新する必要が出てきます。
その2:2学期の行事の準備ー行事前の多忙を先取りし、ゆとりをもつために
夏休み中に2学期に行われる様々な行事の準備もします。
社会科見学や宿泊学習、修学旅行などの「校外学習」、学習発表会や芸術鑑賞などの「文化的行事」などが多くの学校で2学期に設定されているので、その準備を進めておきます。
どんな準備をしているかというと・・・
日程調整・確認: 各行事をスムーズに行えるよう、日程を調整します。校外学習等については業者さんとの打ち合わせをしたりします。
役割分担: 各教員の役割分担を行い、準備を進めます。計画書を作成するときに役割を打診しておくと、会議の時間も短く済みます。
準備物の確認・準備: 前年度のものが使える状態なのかを確認したり、必要に応じて新調したりします。
まとめ
夏季休業中は授業の準備や行事を計画するなど、2学期以降の業務をスムーズかつ効果的に進めるための大切な時間です。
今年はじっくり読書をしたり、オンデマンドの研修を受けたりもしました。
教職に興味がある人の参考に、また、教職経験が浅い方の残りの夏季休業中の時間の使い方の参考になれば幸いです。
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