看護中国語の単語【5】症状
患者さんと会話をするとき、よく使う単語を覚えましょう!
今回は、患者さんから訴えの多い症状の単語です。聞き取りに自信がないうちは、お手製の問診票を作っておくと良いと思います。
参考になるのが、国や各自治体が作成した問診票です。インターネット上で見ることができます。各科の問診内容が入っているので、自分の科に必要な部分だけ抜粋するといいと思います。
厚生労働省ホームページの「外国人向け多言語説明資料 一覧」のリンクを貼っておきます。このページの中程に、各科の多言語問診票があります。
例えば、患者さんがどこか痛そうな様子だとします。こんなとき、身体の各部位や適切な症状を表す中国語の単語や表現がわからなかったら、どうしますか?
「どうしたらいいの…。」と焦ってしまいがちだと思います。こんなときはもう、ジェスチャーです。思い出せそうにないと思ったら、その言葉や表現のことは潔くあきらめてしまうのです。
そして、「お腹を押さえて、痛そう」なジェスチャーします。すかさず、”这里,不好吗?“(ここが良くないですか?)と聞けば、ちゃんとコミュニケーションが成立します。“这里”も“不好”も、初級で学ぶ基本の単語ですね。基本の表現こそ、自分の一部となるまで使い倒しましょう。
ここからは私の体験談です。患者さんの口から “对!,这里,肚子疼。”(そう、ここ、お腹が痛いの!)というフレーズを聞いた時、全身に稲妻が走りました。
「そうか、ここは“肚子”(お腹)なんだ!」
こうして覚えた“肚子”はもう一生涯、忘れることはないと思います。
「たくさんの単語を覚えなきゃいけない。」と思ってしまったら、学ぶことを躊躇してしまうかもしれませんね。ですが、中国語を学ぶチャンスはさまざまな場面にあります。
大切なのは、自分に制限をかけないことです。どんな場合でも、自分が学びたいとさえ思っていれば、必ず得られるものがありますよ。
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