恐れを知らない石材店を見つけた。
これはもはやドラえもんですらない、ヒドえもんだ。
はじめは、何が何だか分からずじっと見つめていた。
しばらくするとひょっとして? と思い出す。
でも、心の一部でそうであって欲しくない気持ちがあった。
結局、思わず私はスマホで撮影してしまった。
撮影場所は、「熊谷は埼玉ではなく群馬ではないか」と
映画『翔んで埼玉』で言われた熊谷駅より3駅先の
埼玉県深谷市岡部のとある石材店。
おそらくお店の看板がわりにつくられたものだと思うが、
誰からも相手にされずひっそりと佇んでいる。
しかし、その店頭には、ヒドえもんとは違う意味で
さらに酷いものがあった。
ドナルドダックだ。でもこれは、ちゃんとカワイイ。
しかし、あの著作権に厳しいディズニーのキャラクターを
つくるどころか128,000円で売るなんて!
あってはならないのだ。
店主は、滋賀県の小学校で卒業記念に描かれたプールの底の
ミッキーマウスを日本ウォルト・ディズニーが消させた話を
知っているのだろうか?
1987年の話だ。学校側が「営利目的ではない」としてなんとか
消さずに済むように頼み込んだが許されなかった。
その時ディズニー側は公式コメントとしてこんな言葉を残している。
「わが社のキャラクターの無断使用は一切認められない。事前に
許可を得てからやるべきだった。子供たちには気の毒だが、
他人の権利を知る教訓になったと思う。」
ディズニーは、子供の夢さえあっけなく消せるのだ。
このくらいの石材店なら簡単に消せるだろう。
この画像を私が公開すれば。誰かがきっと路頭に迷うのだ。
だから、私はこの画像を門外不出にした。もちろん削除はしないけど。
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