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話しかけづらい人への雑談はむずかしい?!

「雑談で信頼関係を築く大切さはわかるけど、何を話したらいいのかわからない」
「先輩に対して、自分から雑談なんてできない」
こんな声をよく耳にします。

仕事中の雑談は2種類

実は、雑談には2種類あって
・仕事に関係のない雑談
・仕事に関係のある雑談

前者を雑談と捉える人が多いのではないでしょうか?
この2種類を混同したり、間違えたりしてしまうと、雑談のハードルは上がっていくわけです。


仕事に関係の「ない」雑談

たとえば、スタバの注文うまくできなかった、昨日芸能人の〇〇を見かけた、みたいな話です。
こういう、仕事内容にかすりもしないような話を「雑談とはこういうものだ」と思い込んで、突然「昨日スタバで〜」みたいな勢いできたら、先輩としても「おっとおっと、どうしたどうした?」ってなりますよね。

ここでみんな思うわけです。

やっぱり雑談ってハードル高いじゃん、って。

話しかけにくい先輩に「雑談から始めてみよう」なんて言われても、無理!ってなるわけですね。

私は過去の動画で、コミュニケーションはその難易度が階段状になっていて
1段目が何気ない会話、2段目が困った時の相談、3段目が緊急時の報告・SOSの順に難しくなる、と説明していますが

コミュニケーションの階段

コミュニケーションが苦手な人は、緊急時の報告よりも難しいと感じるのが「先輩に雑談を持ちかける」ことではないでしょうか。
これは仕事に関係のない雑談、つまり「プライベートな雑談」を持ちかけようとするからなんです。

仕事に関係のない雑談は、コミュニケーションの階段の最上階「緊急時の報告やSOS」も問題なくできて、普段から仕事中もそれ以外も普通のテンションで会話が成立している、そんな相手にしかできません。

仕事に関係の「ある」雑談

コミュニケーションの階段の基本になる、一番ハードルが低い雑談とは、 仕事に関係のある雑談です。
この仕事内容に関係のある雑談がどういうものかというと、 別に先輩に話しても話さなくてもいい、話すとしてもいつ話しても良さそうな話です。

・午前中にあった患者さんとの会話
・医師とのエピソード
・物品の場所がわからなくて探し回った話 など

具体的に言うと、
「この時期にシャワー浴介助していたら、汗だくになってしまって…こんなに化粧がはげました」
「先輩は脱衣所の温度、何度くらいにされてますか?」とか。

正直、先輩からするとどうでもいい話かもしれませんが、こういう仕事に関係のある雑談はギリギリ無駄話ではない上に、先輩のパターンとかやり方を聞かれると、いくら怖い先輩でも
「26度くらいかなぁ?私も汗だくになるよ」
って答えるしかないんです。

ついでに、「患者さんが寒くないように、浴室の中で体を拭くためにはここにバスタオル置いといて」とか「まずは上半身のパジャマを先に着てもらって」と追加でアドバイスが入ります。

これ別に指導タイムではないので、和やかな空気の中で、なんでもない合間の時間にできる話なんです。

これが、後輩側から階段の一歩目を上がるためにはもってこいの、仕事に関係のある雑談です。
こういう雑談を普段からすることで、業務中に相談したいことも、報告したいことも、いざというときのSOSも出しやすくなります。

ぜひ、試してみてください!

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