この春の備忘録的日記
毎年3月から4月にかけてはなんだかんだいろいろなことがあって、そしていろいろな気持ちにもなる時期でもある。日々が目まぐるしく過ぎていくのでなかなか書き留めておくことができないという悩みを解消するべく、今回はいっそのことダイジェスト的な感じで日記を書いてみようと思う。
3月28日〜30日 東京旅行
町で一緒に暮らす友人たちと、ノリと勢いだけで行くことにした東京旅行。ディズニーと浅草。気分は大学生。3月の北海道はまだ冬の名残があったけれど、東京は完全に春でポカポカで気持ち良くて幸せだったな。
スカイツリーとか墨田区の感じが好きすぎるので、3年前の春も北海道に戻ってくる前に数日だけスカイツリーが見えるエリアに滞在していた。そのときに1人でみたスカイツリー越しの桜。今年はあのとき出会ってもなかった人たちと一緒に見れたことも、なんだかふわっと嬉しい気持ちになった。
4月20日 BUMP OF CHICKEN "be there"
11月にチケットが取れてから、ずっと生きる理由にしていたライブ。久しぶりの超地元・きたえーるの公演。自分の通学路にずっと好きなバンドのツアートラックとかモニュメントが置かれていたのが、人生を感じてなんかよかった。好きになってから20年以上たったなあ。
開演前、一緒にライブに行った先輩とわたしの通っていた中学校周りをふらふら歩いてみたりして。あの時感じていた些細な、でも当時はすごく大きかったいろいろな感情を思い出したりもした。
ライブは今まで行ったBUMPのライブの中で一番よくって、終わった後動けなくなるくらいよくって、たぶん半分くらいは泣きながら見ていた。このバンドを好きになって、好きになれる自分でよかったなと思う。一番好きな曲が聞けたのもとても嬉しかった。絶対に忘れたくない時間で、いまだにあの日のあの歌を反芻している。
4月21日 中島公園での散歩
北海道に帰ってきてからずっと、会いに行きたいと、会いに行かなくちゃと思っていた大学時代の恩師に連絡をとり、やっと会うことができた。この先生から本当にいろいろなことを教わり、考えさせられた。そして、何よりも山梨に行くきっかけを作ってくれた先生だったので、ちゃんと帰ってきた報告をせねばと思っていた。
7年ぶりの再会。待ち合わせ場所に向かったら、どこか少し小さくなった、でもとても優しく嬉しそうな顔をした先生が現れた。中島公園を歩きながら、去年病気になったこと、今はあまり研究室には行かず療養をしていること、リハビリをかねてよく公園を散歩していること、今年で退職であることを教えてくれた。
豊平館の前を通りかかったとき、行ったことがないという話をしたら中に案内してくれた。最終講義はしたくないけど豊平館で飲み会がしたいんだと話していて、変わらなくて安心したけど、最終講義は聞きたいので絶対にやってくださいとお願いした。
先生はずっと一貫して子どものことを考え続けている人で、そこがとてもかっこよく、尊敬しているところだ。先生の著書の後書きに「大学時代に児童養護施設をテーマに卒論を書いて提出したら、教授に軽口を叩かれた。そのときの怒りをずっと覚えている」という内容の一文が書かれているのを読んでからずっと、信頼のおける実践者で研究者だと思っていた。その気持ちはもちろん今でも変わらないけれど、確実に年月は経つし人は老いる。そんな当たり前のことを感じた一日。自分の今の年齢だったり、これからのキャリアだったりも自然と考えさせられたなあ。
そのほかの日々たち
他にもいろいろなことをしている。仕事は今まで一緒にいた子どもとの別れがあったし、新しい子どもとの出会いもあった。働き方が変わり、人生初の業務委託での仕事を始めたりもしてみた。
いつもの友達とドライブに行ったりお酒を飲みにも行ったりしているし、2年前まで一緒にいて今は遠くに行ってしまった友達が会いに来てくれたりもした。
そんなたくさんの人との関わりを通して、最近はすごく心穏やかに過ごしている。4年目の春。はじめてちゃんと、季節を味わえているような気がする。
またここから夏まであっという間なんだろうな。
毎日をちゃんと大事にしたい。