千円も一万円も同じ『価値』。
タイトルを見てびっくりなされた方も多いかとお見分けします。
ですがタイトルの通りです。
千円も一万円も百万円も、 もともとは等価値なのです。
その真意について綴ろうと思います。
物の値段
私達はモノに「値段」を定めて売買をしながら生活を営んでいます。
例えば、ランチのハンバーグセットの値段がおよそ2000円だとしましょう。
良くも悪くも妥当な値打ちだと思いますよね。
ただ人によって感じ方が違うのもまた事実
ある人は「高い」ある人は「安い」
そう思うかもしれません。ではなぜこのような思考の相違が生まれるのでしょう?
答えは明確。
所得の大きさが違うからです
所得と値段
AさんとBさんがいたとしましょう。
Aさんは月収が20万円。Bさんは月収が200万円です。
ここでさきほどのハンバーグランチを当てはめてみます。
Aさんの月収20万円に対して ランチの2000円 は
20万円という収入のうちの『1パーセント』に値します。
Bさんの月収200万円に対して ランチの2000円は
200万円という収入のうちの『0.1%』に値します
数字だけ見れば少なく見えるかもしれませんが、
仮に外食で毎日ハンバーグランチを食べたとしたら
2000円×30日= 60000円
Aさん 月収の中の『30%』
Bさん 月収の中の『3%』
これだけ変わってくると差は歴然ですよね。
Aさんは1か月の収入の3割がハンバーグになってしまいます
つまり
所得に対してのその値段の占める割合
が人それぞれに値段の『安い』『高い』の違いを生んでいるのです。
資本との割合
上記で値段の感じ方に差がでることは説明しました。
では貴方は普段からお金を消費する際、それがどれだけの割合を占めるのか
イメージして使っていますか?
例えば100万円といえば一般的にはかなり大きいお金に見えますが、
年収1億円の方からみたらたったの「1%」です。
そう考えると全然割合をしめていませんよね。
1億円の方から見たら100万円はハンバーグランチのようなものです(笑)
全然大きく感じませんよね?だからこそ、
私達はお金に対して各々で価値を勝手に意味付けているのです
最後に
100万円欲しい!
1000万円!
1億円欲しい!
と、机上のお金や欲ばかりに目を向ける前に、
今あるお金を、
普段の生活から自分が消費しているもの全てに対して、
「この値段はどのくらいの割合を占めるか?」をきちんと識別して
意識することは、
1円や、100円といった小さなお金、そして大きなお金に対する
『観方』と『付き合い方』
を、変えてくれる「コンパス」になってくれるかもしれません。
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