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Relicのカルチャーブック、デザインプロセス

こんにちは。株式会社Relicでデザイナーをしているninoです。

今回、弊社のRelic-ismという行動規範を日々の業務で体現すべく、具体的な行動レベルに落とし込んだカルチャーブック「DosDonts」をデザインしました。

のべ30の「Do(すべきこと)」「Don't(すべきでないこと)」は、Relic社員一人ひとりが、判断や選択に迷った際に立ち返るものとして活用していきます。


テーマを決める

イラストは、

  • 30ある行動規範を、連想しやすく、紐づけて覚えやすいもの。

という理由から、ひとつずつに動物を添えることにしました。
そうすることで同時に会社の多様性をも表現できると思ったからです。

架空のカードゲーム風になっています。

ルールを設ける

絵づくりに入る前に、自分の中で漠然といくつかルールを設けました。

  • 動物園で見られるような、いわゆるメジャーな動物をなるべく選択する

  • シルエットを見た時に判断に迷う動物は避ける(ウマorロバ、など)

  • ネガティブなイメージを持つDontsには、名字に使われる動物や愛好家の多い動物(犬や猫など)をなるべく選択しない

構成&イラスト描き

テーマとルールが決まったので、実際の習性や特徴を規範に紐づけて動物を選出し、イラストの制作に入りました。

たとえば、すべきでない行動「とにかく衝突を恐れて避ける」の場合は、

超音波を出し反響で位置を把握することで「ぶつからない」習性を持っているコウモリを採用。

「相手によって態度やスタンスを変える」の場合は、その習性からカメレオンを。

逃げるときにニオイを放つ習性から、「途中で投げ出す/逃げ出す」にはスカンクを、という具合です。

もちろん、一般的にイメージされる身体的な特徴からも選んでいます。

最大の動物
速い=チーター、抱え込む姿=コアラ
開いている=クジャク
自責・他責と同じく対照的な、ライオンとハイエナ

グラフィックはRelicの3色のブランドカラーを用いて、なるべくシンプルに、かつ印刷された際に綺麗な仕上がりとなることを想定したグラデーションで仕上げました。

クジラが断トツで大きい

また、すべて集合させた際に行進しているように見せたかったので、はじめから動物の向きは左向きで統一させています。加えて、なるべく相対的に実際の大きさからかけ離れないようにサイズも調整しました。

おわりに

少しでも行動規範の浸透に助力できていればと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!

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