自己肯定感のキホン的な考え方
自己肯定感。
メンタルヘルスの中でも、これが一番難しいな、と思いました。
理屈で説明できるのか?と言う所。
まぁ、メンタルヘルス全般に言えることなんですが、目に見えるところじゃない、本人しか分からないところが多いので、これを第三者に伝えるのが難しい。
とくに自己肯定感は直接メンタルに関わる部分ですし、自分のメンタルは自分だけの物なので、他人に理解して貰うのは難しいです。
でも頑張ります。
自己肯定感の大きな勘違い
自己肯定感は成功の積み重ねで強くなる、ではない
多分、多くの人が「自己肯定感は成功の積み重ねで強くなる」と考えていませんでしょうか?
自分も勉強する前まではそうでした。
しかし、実際に自己肯定感について勉強すると、最初に説明されるのは、「自己肯定感が高い人は仕事でも成功する」と言うことでした。
アプローチが全く逆なんですね。
なので、何か仕事などで成功したい!と考えているなら、まずは自己肯定感を高めるように努める必要があります。そうすれば必然と成功する方向に好転していきます。
本来の自己肯定感の高め方
ここまで読んで、「じゃあそもそもの自己肯定感の高め方って何だよ!?」って思うでしょう。
本来の自己肯定感というのは、本当の自分の理解し、受け入れる事です。
例えば、仕事でクリアするのに難しいタスクがあったとします。
普通はいろいろ努力や勉強でクリア出来るように頑張るのですが、一部の人にとってはどれだけ頑張ってもクリア出来ない可能性があります。
これはなぜクリア出来ないかというと、努力や勉強や頑張りなど精神論ではなく、本当の自分はそのタスクをやりたくないと思っているから、の可能性があります。
自分の思いとしてはクリアしたいのに、本当の自分はやりたくない、こういうミスマッチが起きているのに、「もっかい挑戦したけどやっぱりダメでした。」「なんでこんなに頑張っているのに出来ないんだろう?」という思考に走ってしまうと、脳の疲れが加速してしまい、最終的にうつ病を発症します。
この場合、これは自分にとっては苦手なんだ、というのを理解し、受け入れることが解決の近道です。
苦手であるということを受け入れれば、失敗しても「元々苦手だからしかたない」と切り替えて脳の疲れを抑えることが出来ますし、精神論に執着せずにテクニックを取り入れると言う考え方も出来ますし、最悪苦手だから得意な人に任せる、という考え方も出来ます。
割り切ればリラックスしてタスクを進めることも出来るので、案外上手くいった、なんてこともあり得ますしね。
本当の自分を理解しそれを受け入れる。
そうすればもっと成長できることに気がつく。
これが本来の自己肯定感の高め方なんです。
偽りの自己肯定感
・能力や実績に頼る一時的な自己肯定感
能力や実績などは、今出来ても将来加齢等に伴って能力は劣化していくので今後も出来るか分からない物です。
本来欲しい自己肯定感はそういった物に頼らない自己肯定感です。
・賞賛や人気による借り物の自己肯定感
褒められると嬉しいですが、不祥事で炎上したら無くなりますよね。
本来欲しい自己肯定感はそういった物に頼らない自己肯定感です。
・帰属意識による幻の自己肯定感
チームや組織などの団体に所属し活動していると、自己肯定感が上がるような気がしてしまいますが、帰属意識を優先して「あるがままの自分」を犠牲にしがちです。
本来欲しい自己肯定感はそういった物に頼らない自己肯定感です。
・本来欲しい自己肯定感
これは、上記の3つの偽りの自己肯定感を失っても、「大丈夫」と言えるもの、それが本来欲しい自己肯定感です。
例としては、
・自分を含めた「人」を受け入れることができる
・自分を含めた「人」の幸せを喜ぶことができる
・人の目を気にしないで、自分らしく生きることができる
・自分ではどうにもならないことに執着するのを、やめることができる
・何があっても明るい未来を見続けることができる
わかります。なかなか難しいですよね。
本日はここまで。
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