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【中国コラムご紹介】「2025年は貯蓄の年にしたい」。中年女性の決意。

おはようございます。
フォローしている中国人女性(1989年生まれ、江蘇省在住)のコラムがあるのですが、中国のお正月(2025年は1月29日から始まる)を控え、貯蓄への決意や、日頃の貯蓄テクニックについて書かれていました。

中国の一般の方の日常生活での消費感覚がどんなものなのか、なかなか興味深かったです。以下、抜粋となりますが、ご興味のある方ご覧くださいませ。

まだ家を購入していなかった頃は、使えるお金に余裕があって、あれもこれも買ってしまったけど、今はお金も稼げない時代だし、お金が貯められなくなりました。

2025年は、もう余計な物は買わない、貯蓄の年にしたい!

中年になって思う。全ての尊厳と体裁は、経済的な独立と自由に支えられているのだ、と。

今年はもう、やらない①美容院には行かない。

美容院にはほとんど行かなくなった。昔はパーマやヘアカラーの薬剤を塗りたくっていたけど、今はもうほとんど行かない。

シンプルなヘアスタイルになった。

今年はもう、やらない②買い溜めはしない。

双十一シュアンシーイー”(中国のオンラインショッピングセールの略称)やらで、やたらとティッシュや日用品を買い溜めして家の引き出しに詰めまくっていたけど、もう、やらない。

買い溜めしていると、使わなくちゃという強迫観念で無駄に使ってしまう。

必要な時、必要な分を買えばいい。

今年はもう、やらない③子供の好きなようにおもちゃを買い与えない。

子供のおもちゃが、昔に比べて高くなった。

ショッピングに子供を連れて行くと、美しく精巧なおもちゃに子供が引きつけられ、何か一つ買わないと売り場を離れなくなる。

でも、子供はそのおもちゃが本当に好きなわけではなく、ただ新しい物に目を引かれているだけ。

駄々をこねれば買ってもらえると、思い込ませてはいけない。

お菓子を与えたり、他の方法で子供の注意を引き、機嫌を直してあげればいい。

今年はもう、やらない④新しい服を買うのは、少なめに。

シンプルな生活を心がけるようになってから、私は自分のワードローブを見直すようになった。

衝動買いした服たちが、隅っこに積み重なっている。

昔買った服でも、少し組み合わせを工夫すると、まるで真新しい魅力を感じさせてくれる。

今は、クラシックで長持ちするスタイルが好みで、いかにも流行りという感じのおしゃれな服はもう買わない。

流行りのものを買い続けるのは、私たち庶民にはできないこと。

服は、気持ちよくて、似合っていれば、それでいい。

今は、みんな小区シャオチュー(中国の集合住宅。)に住んでいるが、それぞれの家のドアは閉じている。見栄を張って不必要な服を身につける必要はないのだから。

抜粋はここまでとなります。

最後の”見栄を張って不必要な服を身につける必要はない”について、少し説明を補足しますと、中国の家では、特に低層住宅(上海の場合、多くは6階建て)の一階の部屋などはドアを開け放しにしている場合が今でもあります。

また、定年したおじいさん、おばあさんなどは、外で日向ぼっこをしたり、健康遊具で体を動かしながらおしゃべりに勤しんでいます。

そういった社交的な環境・習慣が、上記コラムの著者の世代になるとだいぶ減り、”家のドアは閉じられ”、同じ小区に住む隣人の目を気にする必要が、昔より減ってきているのだと思います。

本日はここまでとさせて頂きます。

中国のマーケティング専門家やコラムニストの文章は日本人のそれとはまた違った視点があります。新鮮な視点や考えを、このnoteでお届けできたらと考えております。

お読みいただき、ありがとうございました!

トップ画像はsama_box様の画像を使わせていただきました。



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