学校では教えてくれない苦痛脱却法
どうやら自身が経験させられたのは人間らしい苦しみではなかったようだ。前記事に書いた通り魂の特徴故のものらしい。20歳前後(17~23歳)は身に何が起こってるのか知る由もなく当時は自分のことなのに周りになんて説明してよいのか分からなかった。言葉では表現しようのない膨大な情報量等、抱えきれず起き上がれなくなってしまうような今思い出すだけでも地獄である。当時は地獄に堕ちたほうがマシなのではないかとすら思っていた。
このことは実家の人間には話してなかったため子供の苦痛には相変わらず無関心だろう。それどころか出来損ないというレッテルをますます貼られてしまったと思う。連絡を取ってないから分からない。その間、見事にグレてしまい時間が自由で日払い。緊急連絡先が必要ない風俗の世界へ。その時は体を触られる仕事ではなかったため別にどうでも良かった。スタッフも女の子も特徴的ではあったが一人でできるためそこまで煩わしい人間関係というほどでもない。
毎日夜に出勤して朝方帰ってくる。当時のシステムで日払いの最高額は5000円。残りは翌月入金という所だった。毎日その額を持って帰る。その日その日で食費などに充て食いつないできた。そんな日々が2年くらい続いた。その間はもちろん医者にも行けず(保険証もなかったため)体が痛い痛いと言いながら生活。部屋の中でも何かと一緒に住んでたと思う。家を出るときに暗くなった部屋を一瞬でも見るのが怖かった。
そういう仕事体制の一方で身体を引きずるように近場の占い師から、電話鑑定まで様々な鑑定士を訪ねた。幽体離脱、幽霊見えるはもはや苦痛ではなくなっていった。解離性障害の離人症が出ていた。自身の左斜め上2メートル先くらいから見下ろしているような感覚だった。その説明も出来ないままに、なぜこうなってるのかを知りたくて他人を頼るほかなかった。