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隠れホワイト企業≒パープル企業に就職した結果①

むかし話から、いまに至るまでの話をしたいと思う。

文系大学生だった私は、
新卒就職活動の軸は知名度はないが
就労条件がそこそこな「隠れホワイト企業」だった。

約10年前は、まだまだ終身雇用が根強く、
今ほど転職が活発ではなかったため、
定年まで勤め上げることや「安定」重視な思考だったと思う。

「英語が話せます!」などコレと言った武器がない私は、
就活競争では他の優秀な学生に勝てる気がしなかった。
加えて、「働くこと」に対してプラスな思考を持って
いなかった私は残業過多などのブラックな企業は避けていた。

なので、消去法で選択肢を決めていた。
有名ではないが、
休みが年間120日以上あって、地味で競争が少ない
「隠れホワイト企業」に就職することが目標だった。
入社することがゴールになっていた。
自分の興味や関心、志向などを無視して、
無理せずお金を稼ぐため、と思って選んでいた。

今思えば、それが間違っていたかもしれない。


就職活動は当然苦労した。
なぜなら業界、仕事内容や興味よりも、
条件で選んでいたから。
就活では「日本の△△を支えたい」とか
「〇〇を通じて社会に貢献したい」
とか思ってもないことを言っていた。

最終面接まで行くがそこでやる気を
見透かされていたのか、ことごとく落ちた。
私は口が立つほうではないので、
いわゆる売り手市場になりかかる頃にも関わらず、
たくさんたくさん落ちた。
その中で入社したのが今の会社だ。

内定をもらった時は嬉しかった記憶がある。
しかしながら、業界も商材も全く興味なかった。
むしろ苦手だったかもしれない。
やりたいことも特になかった。

入社先は、典型的な日本企業であり、休みもあり、
そこそこ条件があり、ありがたいことに
私が目指していた「隠れホワイト企業」に
ぴったりの会社だった。

長年の歴史あるし「入社したら安泰」
と本気で思っていた。

そして入社して、約10年後、休職した。


つづく。

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