ランニングシューズを履き分ける
練習内容によってシューズを履き分けていらっしゃいますか?
私が現役時代は、jogやロード走でのアップシューズ(ターサー)とペース走やインターバル走のスピード練習でのマラソンシューズ(マラソンソーティー)を使っていました。
一般ランナーでマラソンシューズの薄底の選択はほぼないでしょう。
考えられうる練習の種類として
jog
距離走
スピード練習
大まかにいうとこの3種類だと思います。
厚底シューズのの出現で、距離走もスピード練も同じシューズになっていると思います。
もしかしたら、jogも厚底でという一辺倒のランナーも多いかも!?
履きたいシューズを好きなように履くのは勝手。
その通りです。
でも、私が言いたいのはそんな次元じゃないので、そのような方はスルーしてください。
厚底+カーボンというのは、アキレス腱が主に担っている跳ね返りのバネによる推進力と、厚底による着地時の衝撃を吸収して足のダメージを減らす役割があります。
そもそも、シューズの役割は、
パフォーマンスを発揮すること
足を守ること
この2大役割をナイキ はカバーしたというところがシューズの革新と言えます。
言い換えれば、
パフォーマンスを発揮させるために、足の機能をあまり使わずに反発する素材でより推進力を出させた。
足の負担をかけない
着地の際には、足の衝撃を分散吸収するトラス機構という仕組みがあり、体重をかけた時に足のアーチが降下し衝撃を緩衝します。
また、足の指が反ることで足の裏の膜や筋肉が引き伸ばされることで剛性を高め、股関節周辺から発生するエネルギーを増大させて、地面に伝える仕組みのウィンドラス機構というのがあり、アキレス腱からの力も加えて前方への推進力を作り出してくれます。
厚底がアキレス腱の延長部分となり、かつ、足底筋膜の負担を減らすので、厚底シューズばかり履いていると、腰痛のコルセットと同様で楽だけど機能低下します。
だからこそ、上記の練習の種類だけでなく、練習の目的によって、もっというと走る路面(舗装道路・芝生・土など)や傾斜なども踏まえた状況によってシューズをチョイスできるように考えていけることを提案したいです。
足を鍛えるシューズ
足を休ませるシューズ
パフォーマンスを発揮させるシューズ
体調を上げていくシューズ
端正用シューズ
上記のjogでも疲れ取りのjogと体調を上げていくようなmoderateペースでは履くシューズは変わってくると思います。
ロードにおいてみんなが厚底シューズになれば、結局は個人の身体能力の差になってきます。
そのために、筋トレをしたり走り込んだりしますが、シューズも足を鍛えるシューズというのは肝になってくると思います。
それらを含めて、いろんなシューズが各メーカーから出てきて、シューズというギアを上手に選択していくいくことが必要になってきますが、自分を知っておかないとどのシューズがあっているのかが選べません。
タイムを追い求めることが練習の目的でなく、普段の走っている時から感覚を感じ取るセンサーを身につけることが、本来の練習の目的ではないでしょうか?
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