[ティール組織] 上司も部下もいない会社、仕事・給与を自分で決める会社、として取り上げていただく機会が増えてきました(と言っても2回ですが...)
こんにちは、
ティール組織化して2ヶ月目(2019年6月から実施)が終わろうとしています。FREEPLUS 採用・研修担当の宮澤です。
ありがたいことに「ティール組織」というトピックで新聞に取り上げていただく機会が増えてきました(と言っても2回目ですが...笑)。
本日はその反響やみなさまの感想から、私が感じたことを書こうと思います。
まだ新聞記事を見てないよという方は、こちらからご覧ください。
▼2019年07月
日刊工業新聞社(なんと1面!!!)
https://newswitch.jp/p/18476
▼2019/7/25
日経新聞者(関西経済面)#NIKKEI
余談ですが... 日経新聞オンラインには note のソーシャルボタンがついているのですね。びっくりしました。
ー 掲載されたら気になるのが世間の反応。
「ティール組織」が話題になってきている(?) とは言え、FREEPLUS の組織規模で給与まで自分で決めてもらうまで振り切ったティール組織はない、と自負しているので、エゴサーチ。
コメントを片っ端からみていきました。
NewsPicks, Ceron, Twitter etc... 大別するとこんな感じの感想が。
・新しい!いいね!(働いてみたい〜!)
・上司なしとか、給料を自分で決めるとか、そんなん無理なんちゃう?
・もっと、こういう部分について知りたい!
総じて好意的な意見が多かった印象です。
FREEPLUS としては、こうして取り上げていただき、ティール組織の認知が広まり、これから増えるであろうティール組織が FREEPLUS のよかったことも、よくなかったことも、参考にしていただけるならば、こんなに嬉しいことはありません。
ただし、声を大にして言いたいことがあります。
ー ティール組織のこと、誤解・誤認識してない??
紙面に取り上げていただいては、
そしてコメントをいただいては、
「これはティール組織を理解していないな」
と感じることが多々ありました。
それは何かと言うと、まず紙面にて
メンバーが起案した「案が通った」
という表現があったことです。
案が通る=誰かから許可を得ることですよね。
つまり自分が案を出し、誰か GO サインを出してくれる人がいるということを指します。
でもティール組織を勉強した人ならわかると思いますが、ティール組織においては自主経営が基本。許可や承認は不要。自分自身が意思決定者なのです。
ティール組織は、VUCA時代と呼ばれる予測不可能な時代に必然的に誕生した組織。従来のピラミッド構造の組織モデルではなし得なかったスピードでの意思決定や実行が実行できるメリットがあります。そのためにメンバー1人1人が意思決定者です(役職者の権限をメンバーに委譲)。
それを覆すような表記となっており、「案が通った」という表現は適切ではありません。
ちなみに、これを言うことによって記者さんを責めたいとかそういう意図は全くありません。
なぜならば、ティール組織を勉強してもなお、誤解を招いてしまうところが、"ティール組織が全く新しい概念である" ということを表しているかもしれないと感じたからです。
ただ悲しかったことは、FREEPLUS は徹底的にティール組織に取り組んでいるにも関わらず、ティール組織のことを知っている人からしたら「まがい物」に見えてしまうかもしれないという点。(結局、ヒエラルキーは残してるんじゃん、と。)
またティール組織をまだ知らない人が読んで、”ティール組織って、権限委譲とか言ってるけど、従来の組織となにが違うの?" と消化不良になってしまいそうな点。
2点がとても気になりました。
また、各種SNSのコメントや直接の連絡にて、
●●(会社名)もティール組織です!
というのがあります。
私としても様々な事例を勉強したいので、ピッパ(社内用語:ピッと感じたらパッと行動する)でググるのですが...
「組織階層あるやんけ...」となるのです。
それでコメントをくれた本人に聞いてみたり、考えてみたりしたのですが、コメントでみなさんが "ティール組織" と言っているのは「グリーン組織」であることがほとんどです。(今までの経験からは100%、そう。)
特に、メンバーに自主性を持たせて、ボトムアップを大切にしているヒエラルキー型の組織のことをティール組織と表現することが多いと気づきました。
さらには「あそこもティール組織だよー!ヒエラルキーあるけど!」と言われることもありました。
ヒエラルキーがあったら、ティール組織ではありません。泣
ぜひティール組織についてお話する時には、フレデリック・ラルー氏の著書を読んだり、ググっていただければと思います。
ということで、注目されるようになれば課題が見える。
課題が見えればギャップを埋めることができる。
私は FREEPLUS の一員として、当社のティール組織への取り組みを通して、ティール組織を正しく世の中に伝えて行く使命があると感じています。
ティール組織って何なん?や今後もティール組織化した企業だからこそ言えるあれこれを、いろんな形で伝え続けていきたいと思います。
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