みゅん

鉱物、植物、写真、料理が好き。文章をつくる練習に、好きなことをとりあえず書いてみる。

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最近の記事

品質管理人

「今日って時間とれる?」 出社して開口一番上司からこんなことを言われた。 何かお願いされるのだろう、そう思いながらぜんぜんいいですよ~と適当な返事をする。 少しして渡されたのは大きなバケツと当時勤めていたメーカーの泡ハンドソープ。 「このハンドソープのポンプをひたすら押してほしいんだよね、25000回くらい」 結局その日僕は大きなバケツに山盛りの泡を何度も作り、10年分の泡プッシュを一日で経験することとなった。 品質管理 大学を卒業後、僕は2社の勤め先を経験して

    • 鉱物最強決定戦②

      就職面接でよく聞くあなたをモノに例えるとなんですか、という質問に対し 「潤滑油です!」 と答えるのは、ある種テンプレート的回答であると、どこかで見たことがある。 しかし実際他人から君って潤滑油みたいだよね、と言われたらうれしいかといわれるとなんとも微妙なところだ。 人から言われてうれしいと思えないことを就活という、自分を売り込むアピールの場で発言するのはどうなのだろう。 とはいえ、てろてろの油にまでならずとも人間関係において柔軟であることはとても重要なことだ。 こんな話

      • 鉱物最強決定戦①

        僕は不思議と、強い鉱物に惹かれる傾向にある。 強い、という表現を鉱物を語るうえで一番初めにもってくることはあまりないことかもしれない。 それでも僕の中でこの『強い』という要素は非常に重要なポイントのひとつである。 ただ一口に強いといってもとらえ方によって意味は複数定義できる。 例えばとある要素の強弱を比べた時、これはその上位に位置する的な強さ。 あまりにも自分の日本語力がなく伝えづらいが、例えるなら 「もうこのアイドル最強すぎる♡」 という『最も強い』表現を用いたこちら

        • 幼い頃の僕と石

          保育園に通っていたころから、僕は石が好きだった。 道端で、お寺で、家族と出かけた少し大きめの公園で。 綺麗な石を拾っては気が済むまで大事に握りしめていた。 20年以上前のこと、いまだに覚えている景色がある。 ある日家の近くで見つけた薄くオレンジがかった白い石。 それは幼き僕の石コレクションの中でも上位に入るほどのお気に入りとなった。 そんなに気に入っているなら、家にしっかりしまっておけばいいのに、何を思ったのか僕はそれを保育園にも持っていっていた。 「何を思ったのか