たいせつ。

元旦の災害。
穏やかに過ごすはずの休日に襲ってくる災害。
明日、明後日と大きく変わらないはずの未来が変わる怖さ。



私は自分も他人も大切に出来ない子どもでした。

幼少期の様々な事情も相まってか、
”たいせつ”がわからない子どもでした。

卒業式はおろか、何かの節目ごとにやってくる、それまでいた場所やそこで出逢った人との離れることにすら、なんの感情も抱けずに生きてきました。

私は、人との別れを悲しめない自分が
コンプレックスでした。

ただ、少し大人になった今、それまで共にいた人と離れることを惜しむように、寂しく感じるようになりました。

そして、その寂しさが、その人ともっと一緒にいたい、その人が大切だ、と思う気持ちだということに、
随分大きくなってから気づくことが出来ました。

もし、今回の災害で今身近にいる人が何らかの形で被災をしていたら、そう思うと言葉にし難い気持ちが湧き上がってきます。
そして、この数日の間に
身近な人が今回の災害で被災したという方の気持ちを私なりに精いっぱい想像すると、
やはり言葉にし難い思いが湧き上がってきます。

そう感じる今の私は、ちゃんと人らしく、
そして人と繋がって生きているんだな、
とも思いました。

今回の災害で被災された方に対して、
直接私が出来ることは殆どないかもしれませんが、
私がすべきでないことは沢山あるはずです。
そして、それをしないように気をつけることは私にも出来ます。

不確かな情報にに惑わされないこと、
不確かな情報に惑わされて
それを拡散しないこと、
情報に飲み込まれないよう、
メディアと距離を取ること、
自分の不安をきちんとケアすること。

《今回の災害で被災された方とその方々を支えてらっしゃる方に、迷惑をかけないような言動を意識すること・自分の心を守ることは、周りの心を守ることに繋がるということ》

今の私ができること。




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