Sexy Zone Anniversary Tour 2021 SZ10TH 横浜5/3昼公演 レポ
この度「Sexy Zone Anniversary Tour 2021 SZ10TH」に運のいいことに参加させて頂くことができた。
本当は一回しか見ずに、ライブレポを書くなんて無理だなと思ってた。だから書くつもりもなかった。でも開始してすぐにこの気持ちを書かずに、いつnoteを書くんだ。と思わされた。それくらいに心が動かされた。
だからこれは、見たばかりの私の記録であり、私の気持ちである。
そのため不十分な部分もあると思うし、自担、佐藤勝利への想いが熱くなってしまうところもあるかもしれない。
その辺りは、読者さんが優しいと信じて思いっっきり書いてみようと思う。
※ここからはほとんどネタバレとなる。
ネタバレや私の感想を優しく受け止めてくださる方は、是非このまま読んでいってほしい。
今も、仲良し?
このコンサートは少年が一つのお話を見つけるところから始まる。そして老人が物語、「Sexy Zone」を読み聞かせていく。という大枠だ。
9/29日の結成から始まり、デビュー、それぞれのツアーの映像が走馬灯のように回送される…
もうこの時点で、ファンとSexy Zoneの10年分の気持ちが一気に思い起こされて、気づいたら涙を流していた。
そして子供が聞く。
「今も仲良し?」
「もちろん」
このやりとりで、こんなにも、出てくる前から温かい気持ちにさせてくれるのか。10年いろんなことがあったけど、これから今のSexy Zoneが堂々と私たちの目の前で笑顔と夢をたくさん届けてくれるんだ。と期待で胸が膨らんだ。
そして始まった。「LET’S MUSIC」
レトロなチェックのスーツで現れたSexy Zone。勢いよく「LET’S MUSIC」からその幕を開けた。
テレビで歌番組を何度も見返していたし、MVも何度も見たけど、やっぱり生で見るのは格別だった。
あれがSexy Zoneだ…。うわっ、なんのフィルターもなくSexy Zone。動いてる。生きてる。歌ってる。踊ってる…!!
となっていたのはきっと私だけではないはず。
この曲から、私たちは同じ時間、同じ空気を共有し始めた。その事実が私は何より幸せで仕方なかった。
そこから「Celebration!」「ROCK THA TOWN」と続き、安定の盛り上げ曲に安心感と高揚感が同時に押し寄せてきた。
「ROCK THA TOWN」で花道を駆け抜けた彼らは綺麗すぎて、近づいてきたのに同じ生き物なのか、生きてるのか逆に信じられなくなった。
でもすごく嬉しそうで、楽しそうで。昨年空っぽだったこの客席に、ファンがいる喜びがこちらにも伝わってくるほどだった。私たちに出来ることはペンライトを振ることと、拍手をすることだけだ。もどかしくはあっても、それでも私たちはお互いの喜びの気持ちを確かにそこで共有していた。
そしてバックステージで披露された「NOT FOUND」。リリースから、年末年始の歌番組と何度もこの曲が披露されるタイミングはあったが、生で披露されるのは初めてで、不思議な新鮮味があった。センターステージでパフォーマンスされた菊池のラップシーン。回るステージで、フォーメーションを変えていくメンバー達。視界が変わる中で自分の立ち位置を見失わないところに練習の跡を感じて感心してしまった。
挑戦する10周年
暗転しての衣装替えターム。ネオンカラーの衣装に治安の悪い仮面を付けたJr.。そして、どギツいベース音が会場全体を震わせていた。
ポップだった。だけどそこは絶対入ってはいけない路地裏のようだった。それは挑戦なのか、挑発なのか…。とてもアバンギャルドに感じた。
あぁ、こうやってまた新しい殻を破っていくんだ。この人たちは。
と、私はそう捉えた。そして10周年から見据える彼らの未来のエンターテイメントへ期待が膨らんでいった。
でも知ってる。この空気感、知ってる…。去年なんか、おんなじような雰囲気のシーンあったよな……?と、どんどん気持ちが過去に遡っていく。
そして、昨年何度も聴いたあのイントロが聴こえてきた。
Sexy Zoneと蘇る10年
印象的なギターのリフ。派手なシンセの音。アルバム「POP×STEP!?」のリード曲「極東DANCE」だ。
昨年、誰も生で見ることが出来なかったあの「POP×STEP!? TOUR 2020」が再び有観客で蘇った。こんなことが起きると誰が思ってただろうか。あの熱を、あのパフォーマンスを生で見たい、生で見せたい。互いの気持ちがピッタリ重なり合った音がした。
鳥肌ものだったし、当たり前のように泣いた。
そしてあの時と同じ空気感で披露された「麒麟の子」。そういえばこの曲だって私たちは生で見たことがなかったのだ。それを昨年見られるはずだった演出で私たちに披露してくれた。
それはもう、かっこいい上に、更にSexy Zoneの愛情が詰まってるんだから、二重に嬉しい。二重にカッコいい。二重にセクシー。ありがとうSexy Zone。感謝の気持ちでいっぱいになった。
そして、これまた見たことのある景色が目に入ってきた。
頭上から落下する、4色のランドセル。
『恋がはじまるよーー!!』
「LIVE TOUR 2019 PAGES」のワンシーンだ。メンバーは思い思いにランドセルを背負って、コミカルにはしゃぎ出した。そして気付かされる。
“これからSexy Zoneと時間旅行ができるんだ。”と
その喜びと、懐かしさで胸が高鳴った。なんの隔たりもないメインステージの大きなモニターは、「POP×STEP!?」のネオTOKYOのようなステージから、あの大きな本を広げたPAGESのステージに様変わりした。そして当時の半袖短パンの映像と今のSexy Zoneが同時に映し出されていたのもまた微笑ましかった。
そして菊池がAIマリを呼び出し、始まる「Unreality」あれから3年経ったSexy Zoneが見せるパフォーマンスは当時より更に磨きがかかり、そして色気があった。あの時、新しい色を見せてくれた感動と熱が蘇ってきたと共に、「repainting Tour」から何倍も成長している彼らの姿に息を呑んだ。
次は、ネオンのセットにポップなイントロ、「STAGE」のキャラメルドリームだ。と、いうことは…。あの可愛らしい加工アプリのグラフィックの様な演出がまた再現されていた。犬猫に扮したふまけん、でっけぇ風呂場で待ってます由来であろう黄色いアヒルに囲まれた佐藤に、丑年のうし耳をつけた松島。その全てが愛おしかった。マスクの中できっとみんな頬が緩んでいただろう。
5本の爪に覆われた、「Welcoem to Sexy Zone Tour」のステージでの「カラフルEyes」、「Sexy Power Tour」の大きな木のセットで披露された「Hey you!」そして「Tour Sexy Second」の大きな車のセットが再現された「ぶつかっちゃうよ」どれも当時参戦していた人、そして当時の映像を見たことがある人は懐かしく、そしてまさかもう一度時が戻るなんて思ってもみず、その温かくちょっと不思議なタイムリープ感に心を躍らせただろう。
そして最後は「君と…Milky way」絶妙な落とし所だった。ピアノを弾く中島と、リフターでしっとり歌い上げる3人の姿はSexy Zoneとの時間旅行の終幕にふさわしく、グッときた。
そこは見たことないくらい美しい場所だった
「君と…Milky way」のしっとりとした空気感のまま、流れてきた「Slow Jam」のイントロ。空気は一気にムーディーになった。
センターステージ上空に現れた光のオブジェがメンバーの上で縦横無尽に形を変えていく。しっとりとダンスをするメンバーと形を変える光の交わりが、ファンを魅了し、その空気感の全てに夢中になった。
そして熟された空気の中で満を持して披露された「タイムトラベル」。光のオブジェが地上へと舞い降り、彼らと一体化しているような、交わっているような。不思議に色っぽい世界観から始まり、妖艶なダンスと綺麗なファルセット。非の打ちどころのない完璧な演出だった。
私は未だかつてこんなに美しい演出をアリーナで見たことがあっただろうかと、うっとりと感動していた。
10年経ったSexy Zoneだから見せられたその空気感、パフォーマンス、全てが美しく、そして堂々としていた。とても貴重な空間だった。
お待ちかねの「PEACH!」
劇場版PEACH(?)のCM風映像から始まったこのコーナー。
4人のキャラクター紹介から始まる。前回は菊池はプレイヤー専門だったから、キャラクターとして登場して歓喜しているファンも多いだろう。
私は前述した通り、佐藤のファンのため、鼻にクリームをつけてキュルキュルしている自担をどう自己処理していいかわからなくなったし、未だに鮮明に覚えてるし、考えすぎて夢に出てきそうだし、映像化されたら絶対リピート再生する。
今回は、前回の「やっと来たか俺のPEACH」から比べると、佐藤と松島のキャラクターが真逆に設定されていて、それが本人たちの魅力の核心をついているようで、このコーナーを監修したであろう中島には頭が上がらない。
私が見た5/3昼公演は菊池がプレイヤー、中島がキャラクターだった。
終始「カッくぃー!」を連発し、テンションがバグっていた菊池に流石の中島もキャラクターを保てずにニヤけていたのが微笑ましかった。
プロポーズがお題だったため、あの場にいたファンはもれなく中島の婚約者となった。おめでとう私。おめでとうみんな。
他のメンバーはどんな甘い言葉を披露しているんだろう。気になって仕方ない。きっと、また傑作選を映像化してくれると信じてる。その時まで楽しみはとっておく。
そして披露された「PEACH」はそれはそれはハッピーな時間で、会場中甘い空気でいっぱいになった。
拍手ソムリエ中島と、なぞなぞにハマる松島
MCコーナ。ここは全てを確実に記録している訳ではないためサラッとニュアンスで捉えてもらえたら。
拍手で反応している私たちの拍手で何が伝えたいかわかると言うような中島の話の中で、「拍手ソムリエの資格を取りましたから、彼は。」と、そんなこと言うのは菊池しかいない。
そして、「拍手だけで想いを伝えてみて!」と言われるがまま、思い思いに拍手する会場。そして
中島「今夜セクゾに抱かれたいけど、コロナ禍だから無理かぁ」
佐藤「ハグね。」
菊池「大人の言う抱くはハグじゃないだろ。」
佐藤「なんだよ!(喧嘩腰で菊池に近づいていく)」
そこになぜか吸い込まれていく中島…。
そしてふまけんハグ(ガッツリ。互いに背中ポンポン)
中島「で、松島くんどうですか?」
松島「もう、ふまけんハグ見れたんで帰っていいですか!?」
平和か。
その後は久々の横アリで松島がなぞなぞを出して楽しんでいたという話。
みんなでなぞなぞをやってみようという話になった。
「デパートでゴミ箱にゴミを捨てました。そしたら店員さんに怒られました。なぜでしょう?」
拍手で中島に正解を伝えて、中島に答えてもらおうというトンチキ展開に。
解答は「わかりません」だった。
つまりはあの拍手煽りはただの中島のシンキングタイムで、しかもわからなかったんだなと思うとまた微笑ましい。
ちなみに答えは"そのゴミ箱は売り物だったから。"だそうだ。菊池は一瞬でわかったらしい。さすがユーティリティー。「IQ327ですから。」を連呼していた。絶対適当なのに、何回言っても数字がブレないところがすごいな。と変な部分に感心してしまった。
個人的にはこのなぞなぞがヘアメイク中に行われていて、
3人「えー?なーにー?(大声)」
松島「だー、かー、らー、ゴミ箱がー!(大声)」となっていた。というのがたまらなく愛おしく感じた。
MCはこの後富士山は静岡県のものでしょうか?山梨県のものでしょうか?という大変センシティブな議論に発展していく。元々はこの問題を松島がマッサージ中のメンバーに投げかけたことからなぞなぞに発展したらしい。
その解答は問題を出した松島にもわからない始末。
松島「何処かに載ってるのかな。富士山の本籍。」
佐藤「富士山住んでないから。(もう笑っちゃってる。)」
なんてやりとりをしつつ、
会場の拍手で、静岡か山梨か聞いてみるものの、結論は出ず、
中島「聡ちゃんのものだと思う人ー?」
(全会一致の拍手)
松島「やったー。俺の富士!!!(手で富士山)」
と、こんな平和な展開で、この難問はあっさり解決した。
少しはMCの感じが伝わっただろうか。
発言や喋っていたメンバーはうる覚えなため異なるかもしれない。
その辺りはご容赦頂きたい。
その後はJr.SPの紹介。
後輩の自己紹介ネタをことごとく先取りして潰していく菊池に。
「お前口にガムテープ貼れ!」とツッコむ中島が印象的だった。
Jr.SP、最近いつもSexy Zoneのバックについてくれたいる。今回は初めてできたオリジナル曲「センセーション」を披露してくれた。陰ながら見守っていきたい。
周年コンで再び実現あの企画
マリウスが昨年の「POP×STEP!? TOUR 2020」で使用していたあの「Sexy Zone」の衣装を着たデッサン人形。それを冒頭に登場した子供が発見し、並べていく。そして、ステージに立つ4人とそれを見守るマリウスという構図が作られ幕が開ける後半戦。
ジャジーなピアノのイントロから始まった。佐藤のソロ曲「Why」だ。まさかここで聴けると思ってなかったため、驚きと喜びで胸がいっぱいだった。そして当時より色気たっぷりに歌い上げる佐藤に完全に魅了された。そして、STAGEの時同様、今回もソロ曲はメンバー全員で歌っている。やっぱり歌う人が変われば雰囲気が変わるし、違う声が聞こえて来るのは不思議だった。そして、メンバーそれぞれこの「Why」の世界を咀嚼して表現しているのは興味深く、そしていつも見られない少し後ろめたさのあるセクシーさが魅力的で、そんな表現も似合ってしまうSexy Zoneの成長にまた驚かされた。
次は菊池の「My Life」。菊池の曲は菊池の世界があるから、その世界の中に溶け込むメンバーがとても新鮮だった。特に松島のラップとダンスは完全にその世界をモノにしていて、本当に憑依型の人なんだなとそのオーラに恐ろしさすら感じた。
そして、中島の「CANDY〜Can U be
my BABY〜」あの名曲をここで体験できる喜びと、せっかくなら思いっきり『LOVE KENTY!』と叫びたかった!というもどかしさで胸がいっぱいだった。初披露から8年くらいだろうか。8年前、菊池がこの“CANDY“をノリノリで歌う日が来ると誰が想像していただろうか。まさかこんな日が来るなんて。感無量だった。
最後を締めくくったのは松島の「Marmaid」。後半は3人が水鉄砲を持てて、1人パンダのぬいぐるみを引いて集中攻撃されるというお楽しみ企画の演出がなされていた。5/3昼はパンダを引いたのは菊池だったが、松島はまだなにもする前から尻もちをついてしまうし、しまいには菊池に羽交締めにされ、完全に集中攻撃の餌食になっていた。松島曰く「パンツ濡れた。」らしい。Sexy Zoneの男子校ノリが詰まっていて終始微笑ましかった。
未来に続くSexy Zone
舞台は暗転し、再び重いビートと派手なシンセの音に包まれた。
ビートに合わせて無数に重なるスポットライトがリズミカルに動き出す。それは新しい何かが始まる空気感だった。
そして披露された「RIGHT NEXT TO YOU」
あの最高難度のパフォーマンスを生で見ることが出来たのはやっぱり嬉しかった。
そして、歌番組やYouTubeではいつも同じアングルで映し出されていたから、全体像を自分の目で確かめることができて、1つ達成感みたいなものもあった。
「RIGHT NEXT TO YOU」につづいて披露された「So Sick」この曲がこのコンサートで披露されたのは意外だった。
レーザーのついたアコギを弾く佐藤とクールに踊るメンバーという演出がまた新鮮で、今までにない新しいレーザーの使い方とパフォーマンスの構築、そしてこの楽曲をこの後半戦のタイミングで持ってくるところ全てに"挑戦していきたい気持ち"みたいなものが詰まっている気がして身震いする感覚だった。
その次に披露されたのは「名脇役」
全然違うジャンルなのに自然に繋がっているから面白い。
私の座席的に佐藤と中島のリフターの間だったわけで。そうなると、まぁ、佐藤ばっかり見てた。
ごめんねケンティー。
なので佐藤のレポ。いや、これはもはや佐藤を見てた私のレポだ。お許しいただきたい。
まず、出だしのフレーズに心が持っていかれた。歌詞同様胸が締め付けられ、そしてサビの中島のパートを空で熱く歌っている姿が凛々しく、名脇役の気持ちのままひたすら全力で片想いした。私はあのオレンジ色の光に照らされた彼の横顔に一生想い焦がれるんだろう。
このコーナーの最後を締めくくる曲はマリウスのソロ曲「all this time」だった。始まると会場のペンライトが徐々にオレンジ色に変わっていき、会場中オレンジ色に染まった。みんな想いは一つだった。そして、ラストサビ、メインステージに映し出された「POP×STEP!? TOUR」のマリウスの歌唱映像とそれを見ながら横並びにメインステージに向かう4人。どんな気持ちなんだろう。胸がいっぱいになった。
この次はもうアニバーサリーのシングル曲メドレーになっていく。その前の最後の曲と考えると、このツアーは5人で回っているツアーで、ここにはマリウスの気持ちも詰まっていて、これからもどんな形であれ5人で歩んでいく。そういう想いを伝えたかったのではないかと私は思っている。
見どころ満載のシングルソングメドレー
このコンサートの最後を締めくくるコーナーは歴史がたっぷり詰まったシングルソングメドレーだった。
「Cha-Cha-Chaチャンピオン」「男never give up」「King&Queen&Joker」「バィバィDuバィ〜See you again〜」とリズミカルに続いていく。
どれも最近はトロッコなどで披露されることが多かった曲であるが、今回はこのような状況下だったから、というのもあると思うが、しっかりメインステージで踊っている姿を見ることができ、今となっては貴重だなと改めてそのパフォーマンスを噛み締めた。
そして、「Sexy Summerに雪が降る」は2コーラス目から始まり、ピアノを弾く中島の周りにメンバーが集まるという、まるでMVのような演出が繰り広げられていた。こんな風にデビュー当初の楽曲の新鮮な一面を切り取れるのは、一つ一つの楽曲やその時の想いを大切にしているからだろう。この演出はとても嬉しかった。
「Lady ダイヤモンド」では当時MVで着ていたキラキラピンクの衣装のマネキンを取り囲んで和気あいあいと歌われた。当時はこのキラキラ衣装に葛藤もあっただろう。でもこうして大人になって、大切な歴史の1ページとして笑顔で大切に振り返ることが出来ているんだなと思い、温かい気持ちになった。
最後はもちろん「Sexy Zone」。MVのガラスの中に入ったSexy Zoneのオマージュから始まり、メンバーカラーの薔薇のライトを持って10年経ったSexy Zoneが歌い、踊っていた。そこには、マリウスもいた。Sexy Zoneはいつだって5人なのだ。
ありがとうSexy Zone
最後の挨拶、全部覚えているわけではないのでニュアンスになってしまうが、
中島は大変な状況下の中、勇気を振り絞ってSZ10THツアーに参加してくれたファンに感謝を伝え、そして昨年の無観客ライブを経験し、この光景が夢のようと語ってくれた。そして、「僕は元々は宇宙飛行士になりたかったんですけど、僕アイドルになってよかったですよね。僕の進路間違ってなかったですよね?」と問いかけた。
佐藤は「僕らは11月16日に10周年になります。いろんなことがありました。この会場をサプライズでバラ畑にしてくれたこともありました。嬉しいことばかりじゃなくて、色々あったけど、今1番思っているのは一人一人が応援してしてくれているから今があるんだなってことです。一人一人が主役です。10周年一緒に楽しい思い出を作りましょう」と伝えてくれた。
松島は「この会場にいるのはSexy Zoneのファンだけじゃないけど、全ての人にSexy Zoneに出会ってくれて感謝の気持ちでいっぱいです。今日ここに来れなかった人のためにもこのツアーを完走したいです。」と全ての人に寄り添った。
そして菊池が「ここまで続けられるのかなと思うこともありました。みんなもこのまま応援してていいのかな?と思った時もあると思います。でもこうして10周年を迎えられたのはみなさんのおかげです。みんなでこの時代を一緒に駆け抜けましょう。」と前向きに未来に導いた。
そして最後に「RUN」「Change the world」を披露した。そこにはきっと過去への感謝の想いも未来への決意表明も全て込められていた。
このコンサートが終わってしまう寂しさもやっぱり感じてしまうものだが、最後まで熱くあたたかい想いを伝え続けてくれた彼らの気持ちを受け取ることができ、充実した、かけがえのない時間だったなと、この2時間のSexy Zoneに感謝の気持ちでいっぱいだった。
アンコールの曲は「Twilight Sunset」
うちわを置いて、手拍子でみんなで一つになった。最後までずっと幸せだった。
ずっとついていきたい5人。
今回のコンサートツアー、このコロナ禍で、収容人数も限られ、開催が延期になった地域も、開催が危ぶまれた地域もあった。横浜だってそうだ。これからの公演もどうなるかわからない。
そんな中でこの貴重な一回に参加できたこと、本当に幸せに思っている。
このコンサートは、過去への感謝やメンバー同士を尊敬し合う敬意、そして未来への挑戦がぎゅっと詰まっていた。
10年重ねてきた今だから出来る全てだった。そして彼らはもう遠い未来を見据えている。
それがどんな未来なのか、それは誰にもわからない。
でも、それがどんな形でもSexy Zoneが続く限り私は彼らを応援し続けたい。そして、彼らの夢が一つ一つ叶っていく時を一緒に見届けたい。
Sexy Zoneに幸せな未来が待っていますように。