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一年前の私へ
拝啓
一年前の私へ
お元気ですか?
記憶の限りではお元気だったはずです。
そして私もなんとか元気にやっています。
今頃Sexy Zoneは…、
まだ4人の頃かと思います。
ケンティーが卒業を発表して、ちょうど1ヶ月くらい。puzzleがリリースするまで1か月くらい。
変化が壊れていくものなのか、進化していくものなのかもわからなかった中、
私は希望だけは捨てずにいようと、
去年の今頃もnoteを書いていましたね。
これとか
これとかね。
私はpuzzleが好きで、それは今でもそうで、ただ、一度も4人で歌うpuzzleを直接見ることが出来なかったことだけは、未だに時々悔やみます。
ですが、3人が大切に歌ってくれていますから、どうかご安心を。
Sexy Zoneは宣言通り3月31日に幕を下ろします。うん。この時あなたが思っていた通り「Sexy Zone」という思い出を宝箱に大切に入れて鍵をかけていくようなそんな3カ月を過ごすこととなります。
この時発表されてたか覚えてないけど、あらゆる媒体で配信ライブをしてくれて、YouTubeは急上昇入り、1時間以上あった映像と記憶してるけど100万人以上の人が視聴してくれたんですよ。本当に愛されるグループだったんです。
最後には温かいサプライズもあってね、
Sexy Zoneは本当に美しい思い出を美しいまま宝箱に仕舞ってくれた尊い存在です。
で、4月以降だよね。
4月以降どうなったか。
まあ、1年前の私なら、
聞きたくない!直接聞く!
って言いそうだけど、まあそうするとこのnote終わってしまうから、
そこは予定調和ということで、書かせてもらいます。笑
Sexy Zoneは4月から「timelesz(タイムレス)」と名前を新たに活動を始めます。
お察しの通り最後に5人で作詞した曲「timeless」が由来です。
末尾の「sz」は予想外だったけど、音として「タイムレス」は想像の候補の中にあったよね。笑
Sexy Zoneはちょこちょこトンチキなセンスを発揮する時があるから、大丈夫かなあと心配してるところもあったけど、音も由来も美しい名前に決まって何よりでした。
彼らはここで、もう一つ大事な発表をしました。それは「timelesz project」を開始することです。
うん。
timelesz project。
手紙の冒頭に私は「まだ4人の頃かと思います。」と、綴っていたかとおもいます。
今は、3人。です。
私は、3人の「timelesz」を応援し続けています。
ただ、正確に言うと今は"まだ"3人です。
数日後には…、正確に言うとこのnoteを書き始めたのは2/4なので、明日には、裏側でtimeleszは"何人か"になってます。
2022年から2023年にかけてSexy Zoneは5人から4人になり、2024年、3人に。そして、2025年には"何人か"になってます。
は?
って感じだよね。
いやー、「は?」って思ったよ私も。
「メンバー追加オーディションをやります。」なんて言われて。
「timelesz project」
メンバー追加オーディション
脳内処理不能だったけど、これは大変なことになった。と言うことだけはわかった。
発表はYouTubeやInstagramで生配信されてたんだけど、コメント欄の阿鼻叫喚と、それを目にしたメンバーの目が曇っていく姿は昨日のことのように思い出せる。
私は…、SNSってネガティブを言うとネガティブが呼応して、もっと大きなネガティブな沼にハマるって、もうとっくに知ってたから、
基本的に静かにしてたし、なんとかポジティブな解釈ができないかと模索してた。
ただね、難しいよね。
まず、
3人でやるということに希望は見出せなかったのかな?
というのがショックだったし
うちの会社だけでなく外からも人を募るって…どんな訳のわからない輩を連れてくるつもりなんだ。今まで真面目にやってきた自分たちの看板を外の人たちに壊されてしまうかもしれないんだよ?と、とても心配した。
あと今はもしかしたらまだそんなにピンときてないかもしれないけど、4月の私はとあるJr.のグループにどハマりしてたから、魅力が溢れるJr.たちがJr.という立場で燻ってるのに…って少なからず思ったし、そう攻撃されてしまうことも想像がついて怖かったよね。
ああ、そうそう、私はあまりにも訳の分からないことが起こって、まずその1時間後くらいにやったことが「よし、一旦冷静になろ?一旦冷静に…遠征しよう。」と、思い立って友達が同行者を探してたそのJr.のライブに行くことにするんだけど、それはね、絶対行った方がいいよ。席がねすごい良かったから。うん。
これは余談ではあるんだけども…、
ただね、ここが絶頂なんだ。Jr.社会も。半年後にはなんだかよくわからない崩壊の危機みたいなことになっててその決着は未だについていないまま、未来は暗雲が立ち込めてて、それがどういうことかと言えば、timelesz projectとはどうしようもなく相性が悪い世界になっていくんだ。
だから未だに、timelesz projectは誰しもが認めている平和なチャレンジではない。うん、今私が抱いた不安はまだ不安のままであることもたくさんあるんだ。
ただね、見えてる世界は全然違う。
それはねこんなふうに手紙を書こうと思うくらい、パラレルワールドくらい違うんだ。だから4月1日から何が起こったのか、もう少し先まで綴らせて欲しい。
彼らは同じ4月1日に、挨拶回りとしてツアーを開催することを発表する。
そして、1st EPを出す。ミニアルバムじゃないよ?1st EP。カッコいいでしょ?概ね語呂だけでこの肩書きになったんだろうなと推定してるけど。個人的にはすごい好き。
1stになるし、3人の音楽好きを拗らせたこだわりのようなものが可愛らしくて好きだった。
ライブは無事当選して、3人の勇姿を何度か拝むことができる。
ただ最初はそのセトリがピンと来なくて…、でも今振り返ると、あのセトリは過渡期には相応しく、こうあるべきだったなと思ってる。すごい大切にしたいライブだし、
いつもはセトリを見たはじめてのタイミングが新鮮で1番盛り上がると思うんだけど、今回は行けば行くほど楽しかったし、会場のボルテージも上がって行ったんだ。
多分みんな心の片隅で思ってたんだ。
これが最後かもしれないって。
だって来年には、どんな面構えをした、どんな人たちがグループにいるのか全く想像がつかず、大切なものはもう過去になり、知らない未来に歩んでいってしまうかもしれないって思ってたから。
だから、挨拶回りって、timelesz初めましての挨拶のはずなのに、timeleszもしかしたらこれでさよなら…?も含んでて、だからみんな最後のライブ(仮)を全力で楽しんでいるようだったんだよ。
横アリのラストとか、
まさにそんな感じがしたな…。
ただ、この間にも彼らはいろんな媒体や、もちろんライブの機会も通して言葉で、パフォーマンスでプロジェクトの意図や、ファンへの想いを伝えてくれてて、
ライブが終わる頃には、見たことない人に良いも悪いも言えないけど、とりあえず3人のことは信頼してるから、好きなようにやってくれよ、終わるまで見届けるから。
と、思っていたかな。
しかもNetflixなんて世界的媒体で大々的に配信されることも決まっていたし、サブスク社会の昨今で、奇跡よ起きてくれ。売れてくれ。と、祈る気持ちでいた。
オーディションには最終的に19,000人近い募集があって、そのうちtimeleszは確か300人ほどの人達と直接面談したらしい。
応募数は有名なオーディション番組の中でも特段多くて、projectをやりますと発表してすぐ、批判や不安が募ったいつもとは違う「仲間探し」のオーディションにこんなにたくさんの人が集まってくれたこと、みんな勇者だと思う。
人が集まらなければ話にならないから、まずは応募してくれたことに感謝だった。
ただ、私は全然信用してない。オーディション番組はやっていいよ?でも、全員落としてくれよ。って心の60%くらいは思ってた。
残りの40%はどうか最高の仲間が見つかって、最高の未来につながって欲しいと祈ってた。
でも、今でも3人でなくなることが寂しく思ってる。だって3人の空気感は4月から今まで本当に良くて、パフォーマンスもクールで他の誰かが入ってくる必要なんて全く感じないほどだったから。
勿体なあ。恋しいなあ。
と、思っているし、
これからもそう思う日もあると思う。
ただ、私はもう未来のtimeleszのことも楽しみになっているんだ。
オーディションは2次審査からその一部を配信で見届けることとなる。私はまだ全然ピンと来ないし、なかなか不愉快な候補生もいて、本当にこんな中から仲間が見つかるの?と、懐疑的だった。
でもそんな、混沌とした環境だからこそ、彼らがいかに真剣にオーディションと向き合い、アイドルという仕事に付き合ってきたのか、それが真っ直ぐ伝わってきた。
それはファンの安心材料になったという効果だけでなく、たくさんのファンでない人たちの心も熱くした。
番組は瞬く間に日本のNetflixランキングで1位となり、良くも悪くもSNSを賑わせ、芸能界にも番組ファンがいて、パロディーもされて、
この会社のアイドルが好きな人は大体見てるんじゃないの?ってくらい私自身ありとあらゆるグループのファンから「見てるよ」「面白いね」「○○くん推してる」と連絡をもらう事になる。
3次審査になるとその人数はグッと絞られ36人。顔と名前をやんわり覚えられそうな規模になる。
とはいえまだまだ人数は多いし初心者も結構な割合でいて、パフォーマンスはまだまだ、頑張って練習した結婚式の余興くらいのレベルだったんだけど
なぜだか泣けたし、心が躍った。
この辺りから、不安や苛立ちより、楽しみが勝っていった気がする。
ただ、この楽しみというのは、timeleszにメンバーが入ることが、ではなくて、timelesz projectというエンタメ自体の楽しさだった。
4次になると同じ会社から来た候補生が追加される。この4次のオーディション自体1番厳しかったというのもあるけれど、ここで追加された候補生たちが、それぞれのやり方で「第一線で活躍するとは」ということを身をもって他の候補生に伝えていくところがあって、
終える頃には、みんな顔つきが変わっている。プロになれそうな顔をしているんだ。
5次あたりになってくると、もう仲間意識が湧いてきて落ちていくのが寂しく感じる。
「全員落ちてくれ」と、思ってたはずなのに「みんな合格だよ」と泣いている。これがつい1週間前くらいの話。
…これは一体?
凄いことが起きるものだなと驚いている。
そして次の6次審査が、ファイナル審査だそうだ。配信の最終回は2/15で、そこがおそらく公式なメンバー発表の日になるんだろうが、
実際は…、今もう日付変わって2月5日なっているから、今日最後のパフォーマンスの公開収録があって、そのあと結果が発表されているはず。
不思議だな。
あのメンバーが入ったら、このメンバーが入ったら…と、わくわくしている自分がいるんだ。
もちろん、だからと言ってそれでグループが必ずしも上手くいくとは、未だに思ってはいない。
だけれども、今、ここには「希望」がある。私はtimeleszの、明るい未来に期待している。
これこそアイドルじゃないか。
未来に希望を見せてくれる。
共に見られる夢がある。
timeleszの3人はこの数ヶ月そのためにひたむきに戦ってきた。
そしてそれに応えて輝いた候補生がいる。
前代未聞の挑戦が、こんなにも希望を見出してくれる日が来るなんて。思いもしなかった。
挑戦する心や、純真な姿勢、人との出会いで運命は変えられるんだというところを見た。そうすると、なぜだか自分自身の人生でさえ変えられそうな気がしてくるんだ。
そんなパワーをくれることが、
アイドルじゃないか。
だから私は、これからもtimeleszと歩んでいくよ。まだ見ぬ新しいtimeleszと。
これからどんな未来が待っているのかわからないけど、もう少しだけ信じたい。まだ彼らと夢が見たい。
だから、私は1年後もその先も元気にtimeleszのファンを続けることになるだろうし、きっとこれからも気ままにnoteを書くと思うから、
1年前の私も目の前の彼らの活躍を思う存分噛み締めて楽しんで欲しい。
timelesz projectがそろそろ終わると思うと、かなり寂しい。
でも、きっとその後にも楽しいことがたくさん待っているんだと思う。
そんな日々を夢見て、お互い健やかに過ごしましょう。
敬具