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ゴッズラブダイナソー / Gods Love Dinosaurs

デザイナー:Kasper Lapp
アートワーク:Gica Tam
出版社:Pandasaurus Games
プレイ時間:30~45分
プレイ人数:2~5人

参照:Boardgame Geek

■ゲーム内容

食物連鎖をテーマにしたタイル配置ゲームです。最終的に盤面に恐竜とその卵を増やすのが目的。

ゲーム開始時に、プレイヤーはスタートタイルを受け取り、その真ん中に恐竜コマを1つ置きます。そして、中央のメインボードにはタイルを並べます。

コマは恐竜の他にカエル、ウサギ、ネズミと言う小動物が3種類。そして、肉食動物がトラとタカの2種類あります。メインボードには各縦列に恐竜以外の動物のアイコンが描かれており、その下に対応するコマを置いておきます。

メインボードにあるタイル。手番に好きなものを1つ取って個人のタイルに隣接するように配置。

ゲームは時計回りに手番を行います。手番プレイヤーはメインボードから好きなタイルを1つ選んで獲得し、それを個人のタイルに隣接するように配置していきます。配置したタイルにカエルやネズミなどのアイコンが描かれていれば、その動物コマをアイコンの位置に配置します。

獲得したタイルは手元のタイルに隣接するように配置する。隣接させるのに地形の条件とかはない。

基本的にはこれだけです。では、特殊な場合はどういう時かと言うと、タイルを取った事によってメインボードの縦列からタイルが無くなった場合。この場合はその縦列に記された動物が繁殖します。

カエル、ウサギ、ネズミの小動物列が無くなった場合は、単純にその動物が個人のタイルにいれば、隣接するマスに増えます。ドラえもんで言うところのバイバイン。なお、無限に増えるわけではなく生息可能な地形が決まっていて、その地形でないと増えません。

ウサギ列の最後のタイルを取ったので、ウサギ繁殖タイム。

続いて肉食動物が繁殖した場合。この場合は、動物毎に決められた方法で移動して小動物を1匹以上食べます。食べた小動物が1匹ならそのまま。2匹目以降はその小動物がいた場所に食べた肉食動物が出現します。なお、何も食べられなかった個体は飢えてしまったので、ボードから取り除かれます

トラの繁殖。トラは自由に2マス動けるので右下にいるネズミを2匹食べようかな…
食べてそのまま通過したマスに新たなトラが爆誕。

続いて恐竜の繁殖。恐竜の繁殖タイミングはメインボード上の恐竜コマが置かれている動物が繁殖した時に、その後で繁殖します。

恐竜がトラ列にいるので、トラ列の最後のタイルを取ると、トラ→恐竜の順で繁殖が発生する。

恐竜の繁殖は最初に卵の孵化から開始します。自分の巣に卵があれば、それを捨ててスタートタイル中央の岩山に新たな恐竜を置く事ができます。それが終わったら恐竜を移動させて他の動物を食べます。この時、肉食動物を食べたら巣に卵が1つ追加します。移動した恐竜は最後、岩山にいないといけません。肉食動物と同様、何も食べられない個体はボードから取り除かれます。

恐竜単体の得点以外にも卵が貰える機会が増えるため、恐竜は増やしたい。でも、維持管理は大変。

ここまで終わったら、最後にメインボードにタイルを補充して、恐竜コマを移動します。

これを繰り返していき、タイルの補充ができなくなったらゲーム終了です。恐竜コマと卵の数がそのまま得点になります。一番得点の高いプレイヤーの勝ち。

■遊んだ感想

繁殖タイミングの操作で相手とやり合うリソースマネジメント。

基本的にタイルを取って配置するだけなのですが、小動物を増やすにはどうしたら良いか?に始まり、肉食動物を増やすなら?恐竜を増やすなら?と先を見据えていく必要があるので、やることは簡単でも意外と考えることは多いように思います。

また、タイルの引き以外は運の要素が薄いので、アブストラクト味が強いような気がしました。

基本的には手元のタイルをどう置くかとかで悩むのでソロ感もありますが、どのタイミングで何を繁殖させるのかはプレイヤーに委ねられているので、「ここで、○○を繁殖させるとあの人辛いのでは?」と言った感じで邪魔をすることもできます。特に終了が見えてきている時になると、繁殖のタイミングはシビアです。


ルールの複雑さ  :★★★★★☆☆☆☆☆
駆け引き     :★★★★★☆☆☆☆☆
運の要素     :★★★☆☆☆☆☆☆☆
おすすめ度    :★★★★★★☆☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★★☆☆☆☆

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