フォレストシャッフル / Forest Shuffle
■ゲーム内容
自分の手元に森とそこに住まう生態系を作り上げるカードゲームです。カードをプレイしながら、盤面でカード同士のシナジーを模索していく感じ。
カードは大きく木と生物の2種類に分けられます。木はそのまま1枚のカードですが、生物はカードが横もしくは縦に分割されていて、それぞれに異なる生物と効果が描かれています。
ゲームは手札を規定枚数所持して始まります。ルールによっては、ゲームを開始する前にドラフトをやったりもする。
ゲームの終了条件は山札の中に仕込まれた『冬カード』が規定回数出現したら。それまで時計回りに手番が回ります。
手番に出来ることはカードをプレイするか、カードを引くかのどちらかです。
カードをプレイする場合は、コストを支払って自分の場にカードを配置します。コストとして支払うのは手札。指定された枚数だけ手札からカードを捨てます。捨てたカードは中央のボードに置かれます。
木は特にプレイに制限はなく、コストを支払ったらそのまま配置となります。また、木をプレイした場合のみ、中央のボードに山からカードが1枚補充されます。
生物をプレイする場合は、どこかの木に半分だけカードをズラした形でプレイします。動物は上下もしくは左右で半分ずつ異なるのでちょうどどちらかが見えている状態になります。よって、生物カードは基本的には木の上下左右が空いていないと置く事ができません。はい。ひょっこりはん。
どちらのカードにもコスト、タグ、ゲーム終了時に得られる勝利点、そしてプレイ時の特殊効果が書かれています。勝利点は単純に得点が入るものだけでなく、特定の条件を満たさないといけないものや、他のカードのタグを参照するものなどもあります。
特殊効果はカードをドローできたり連続手番ができたりと、こちらも様々。特徴的なのは、コストとして支払う手札が全て特定のタグが含まれていた場合にのみ発動する特殊効果。これを満たすことで、通常の特殊効果に加えて、より強力な効果を発動させることができます。
カードを引く場合は、山から引いても良いし、捨て札を拾ってもOK。1アクションで2枚引く事ができます。ただし、手札上限は10枚なので9枚手札がある状態だと1枚しか引けません。
手番が終わったら、捨て場に表向きになっているカードの枚数を数えます。10枚以上になっていた場合は、表向きのカードを全て除外します。
これを繰り返していき、冬カードが規定枚数出現したらゲーム終了。カードの得点を数えて、最も得点の高いプレイヤーの勝ち。
■遊んだ感想
手札からカードをプレイして、カード同士のシナジーを発揮していくのが面白いゲームです。盤面から相手を殴るようなカードはなかったはずなので、カードをプレイして得点を伸ばしていく部分はソロプレイ感があります。
しかしながら、盤面で各プレイヤーが何を軸に得点を取ろうとしているかは見えているので、中央のカード捨て場をめぐる争いは比較的インタラクションがあります。ここでの争いでアクセントになっているのが、10枚以上貯まると手番終了時に中央のカードが全部流されるところ。
通常お仕事となると欲しくもないカードをピックすることになりますが、場を流す事ができるため自分のやりたいことをしつつ、相手の邪魔もできるプレイングが可能な場面があったりします。
カードシナジーを理解していた方がゲームに有利な面はあるかと思いますが、箱庭的に自分の森を作る部分と相手とやり合う部分のバランスが良くて、比較的色々な方に楽しまれそうなゲームだと思います。
ルールの複雑さ :★★★★★☆☆☆☆☆
駆け引き :★★★★★★☆☆☆☆
運の要素 :★★★★☆☆☆☆☆☆
おすすめ度 :★★★★★★★☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★★★☆☆☆
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