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考古学カードゲーム / Archaeology: The New Expedition

デザイナー:Phil Walker-Harding
アートワーク:Atha Kanaani
出版社:Z-Man GamesHobby Japan
プレイ時間:20分
プレイ人数:2~5人

参照:Boardgame Geek

■ゲーム内容

エジプトの遺跡で古代の財宝を発掘して、博物館に売り飛ばすセットコレクションのカードゲームです。

ゲームの目的はお金を稼ぐこと。ゲーム終了時に最もお金を稼いだプレイヤーの勝利となります。カードはいくつかのスートに分かれていて、各スートは財宝の種類を示しています。スート毎のカード枚数は異なっており、価値の高い財宝ほど全体の枚数が少なくなっています。

ゲームは最初に遺跡を選択します。ピラミッドやスフィンクス、神殿とか色々。選んだら、指定された枚数の財宝カードをセットしておきます。財宝カードの中身は非公開。

最初に遺跡タイルを1枚選ぶ。遺跡によって、埋蔵されてる財宝の数や必要な地図の数が変わる。

その後、市場に規定の枚数財宝カードを公開して、各プレイヤーには初期手札を配ります。配り終えたら、残りのカードに盗賊と砂嵐カードを追加して山にしておきます。あとは各プレイヤーに1枚ずつテントカードを配って準備完了。

市場には財宝が並ぶ。手札と等価交換が可能。

ゲームはスタートプレイヤーから順番に時計回りで手番を行います。手番が来たら最初に山からカードを1枚引きます。引いたカードが財宝や地図なら手札に加え、砂嵐や盗賊なら効果を解決します。

同じカードを溜めると高得点が狙える。

砂嵐を引いた場合は、手札の半分を捨てて市場に追加します。そして、その後でワンドロー。テントがあれば、使用することで1回だけ砂嵐の効果を打ち消す事ができます。

盗賊を引いたら、プレイヤー1人を選んで手札からランダムで1枚財宝を奪います

砂嵐と盗賊。カードを溜めとくと、大体これにやられる。

地図はそのまま博物館に売り払っても良いですが、使うと遺跡タイルに置かれたカードを獲得する事ができます。

地図が何枚必要か、何枚カードがもらえるかは遺跡によって異なりますが、各遺跡大体3種類くらい支払いのパターンがあります。

今回の遺跡は砂嵐が来ると貰えるカードが増える遺跡。

これが終わったら、市場とのカード交換。こちらは任意なので、やってもやらなくてもOK。市場のカードと交換する場合は財宝カードの上部に書かれた数字の合計が等しくなるように行います

例えば、手札から3金のカードを市場に出して、代わりに1金のカード3枚を獲得するとかそんな感じ。

最後に博物館への売却。博物館に売却する場合は同じカードを複数枚同時に手元にプレイします。同時にプレイした枚数によって、ゲーム終了時に獲得できるお金が異なります。ちなみに、既に売却済のグループに後でカードを追加するのはNG。価値の低いカードほど、たくさんの枚数が必要になります。

手札を溜め込んで、一気にプレイした方が得点は高いが砂嵐と盗賊に怯えることになる。

以上で手番が終了して、次のプレイヤーに手番が移ります。これを繰り返していき、山札と手札が全て無くなったらゲーム終了です。博物館に売った金額を合計して一番多いプレイヤーの勝ち。

■遊んだ感想

砂嵐と盗賊に怯えながら手札を揃えるシンプルなセットコレクション。

市場を上手に使いながら手札を整えていき、セットを作っていく比較的シンプルなカードゲームと言った印象です。

ただそれだけではなく、バースト要素を足してアクセントを生み出しています。テントによってゲーム中に1度だけ砂嵐を回避できるので、どこで使うかが勝負の要にもなってきます。

テントの存在は忘れがちだけど、上手く使えば得点を伸ばす事に繋がるので使いどころが大事。

直接的なインタラクションには盗賊がありますが、ランダムで1枚なので抑えめになっているように思います。


ルールの複雑さ  :★★★☆☆☆☆☆☆☆
駆け引き     :★★★★★☆☆☆☆☆
運の要素     :★★★★★★☆☆☆☆
おすすめ度    :★★★★★★☆☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★★☆☆☆☆

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