スペースをつくって、風通しよく軽やかにいく。
ブレスワークを久しぶりにしました。
もうやらないわけにはいかない、というくらい私の心が揺さぶられることが、母から聞く原家族の話しから起こりました。
本当は家族とて他人なんだからしょうがない、私はコントロールできない、で済むことです。
が残念なことですが、がっちりとした共依存関係、機能不全家族で育った私は、心の中にあった傷口から血がまた流れ出てきている、そこにいまだ深い哀しみがある、と自分の状態を観て把握しました。
とにかく自分の内側にある哀しみ、怒りを早急に出していこう、とブレスワークに取り組みました。
もっと愛されたかった!
助けて欲しかった!
対等に扱って欲しかった!
大事にして欲しかった!
おいおい泣きながら、両足をバタバタさせて過呼吸状態で没頭しました。
尾骶骨あたりの重さを、なんとか軽くしようとする動きを無意識にしていました。
感情は、抑圧された感情はこの辺りでみんな受け止めているんだ!
と感じ取りました。
腰痛は怒りとも言われていますが、小さな頃から感じてはいけない!と禁止してきたたくさんの感情を、ここで堰き止めてきたんだ、と健気な身体を愛おしむような感覚もありました。
兄弟に傷つき怒っている、と意識の上では感じていましたが、ブレスワーク中に出てきたのは父でした。
やっぱり根元はここなんだなと観念し、やりかえすような動きを無意識に繰り返していました。
しょうがなかったんだ、
どうしようもなかったんだ、
これが真実なんだ、
という諦めの気持ちになった瞬間、身体からスーッと力が抜けていきました。
ずいぶん身体に力が入っていた、と気づきました。
哀しみや怒りをしっかり受けとめ受け入れて、自分のものとして消化していないとき、抵抗するかのように身体中に力がグッと入っている、と感じます。
観念します。
そんな気持ちになって、ただ音楽に身を委ねるうち、やっとすこし気持ちが穏やかになってきました。
私を光に導いてください!
もう暗闇のなかに私を置かないでください!
と祈りながら温かく柔らかな音楽とともにただただ身体を明け渡しました。
終わってから感じたのは、この傷は私が尊厳を持ってしっかりと癒し続けないといけない、という覚悟でした。
ここから(自分の傷)逃げていたら、もっと荷物は重くなる。
荷物はとにかく軽くしたい!
と思ったとき、最近家の中の着てない服や靴、いらない物を一念発起してリサイクルショップに持って行き、スペースをつくっていた自分の行動とも通じる、と気づきました。
2024年を実りある年にしたいと思ったとき、私はまずいらない感情や物を捨てて身軽になりたい、と感じました。
いらない物がなくなってきたら、食器棚や洋服ダンスに余ったスペースができ、風通しがよく中がすべて見えるようになりました。
同じように心にもスペースを作り、風通しよく、今自分の内側で何が起きているのかさっと見通せれば、新しいものを受け入れるスペースもあるだろう、と感じています。
お読みいただきありがとうございます。