自分の価値を認めていれば、無駄に傷つかない
今日は夫の会社に行き、主に掃除ばかりしていました。
多分私は、昔から掃除が好きというか、得意でした。
が、かつて自尊心が著しく低かった私は、そのことを恥じていました。
ヘルパーで、職場で、よく掃除をしてくれる、
と人から喜ばれても、
いやいや、私はこんなことしかできませんから、
と素直に受け取れませんでした。
高齢の両親が住む実家に帰ると、私は自分が気になるので、キッチンの排水口、トイレ、洗面所などの水回りの掃除を、率先してやります。
が、そんな自分の行動も、自己価値が低いから、私はこういうことばかり気になってしまうのではないか?まだいい子をやってしまうのだろうか?と、やりながらも、自分の評価はあまりよくありませんでした。
家の掃除も、私が小さなことを気にしすぎだから、掃除や片付けをよくしてしまうのだろうか?と良い評価をしないで、でも、やりたくなるからやってしまう、という感じでした。
が、最近、夫が、
あなたが、いつも家を綺麗にしてくれているから、
家に帰るとホッとする
とか、
家がいつも綺麗で気持ちがよい
とよく言ってくれるので、それらの自分の行為を、よく取れるようになっていました。
また、私の自尊心が高まる、自我が強くなる、境界線が育つほどに、掃除が好きな私、にもOKが出せる、と気づきました。
以前の私だったら、他の人はちゃんと仕事をしているのに、私だけ掃除しているなんて、バカにされてる、見下されてる、と、私の自尊心がひどく傷ついていたでしょう。
でも、そうじゃない、順番が逆だったんだ、とやっと気づきました。
小さな頃から、家族の中で、たくさん自尊心を傷つけられてきた、蔑ろにされてきた、その痛み、怒りが、似たようなことがあると、私が敏感に反応してしまう。
そもそも私の自尊心が傷つけられてきた、という体験が少なければ、いちいち、そういうことに反応しない。
すべての原因は、私の内側が傷だらけだった、という事実でした。
自分が自分をバカにしていればいるほど、バカにされた!と感じます。
が、自分の価値が高いと感じていると、人の言葉が気にならない、簡単に人から傷つかなくなります。
今、私は掃除が好き、と素直に言えるようになったのは、私の心の成長なんだな、としみじみ思います。
自己価値が低い、と感じている方が、私と同じように、自分をバカにする、をやめて、自分の価値の高さに気づき、生きやすくなるヒントにしていただければ、と願って書きました。