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これぞ隠れた名古屋めし!「どて焼き」

 「僕の料理note」43品目

<イラストレシピ/© 2021もりおゆう 水彩/ガッシュ>

料理は楽しく早く! をモットーにお届けしている僕の料理note。
今日の一品は、隠れた名古屋めし!「どて焼き」

ひつまぶしとか、味噌カツは全国的に知名度がありますが、名古屋や岐阜の隠れた美味い物と言えば、やはり「どて焼き」です。

元々居酒屋、、というか安い赤提灯に置いてあったものです。どて焼きは全国の飲み屋にあると思いますが、赤味噌を使った中部地方のどて焼きは一味違います。イラストは400gとしてありますが、多分ペロッと食べてしまいますよ。

*point1
絶対に赤味噌を使って下さい。
赤味噌は普通の味噌よりかなり高いのですが、この料理でしたら安い赤味噌で大丈夫です。何しろぐつぐつ煮てしまうのですから😄

*point2
1の段階を二度ほど繰り返すと、さらにスッキリした味わいになります。
ただ、モツの味わいが逃げてしまってはいけませんので、僕は一度茹でてザルに揚げた時にお湯でざっと洗ってやれば充分かと思います。

*point3
煮詰まらないように水を足しながら煮込んで下さいね。
煮込むことで物凄く柔らかくなります。

*point4
最後は、詰めてドロっと仕上げても良いですし、串に刺してスープ状にした状態で仕上げても構いません。赤提灯では後者で、僕は断然こちらをお勧めします。串に刺して雰囲気満点です。串ごとスープの中に沈んでしまっても気にする事はありません。赤提灯では、そんな風だったのです。
(串は百均で13.5センチ180本入)
韓国鍋のようなちょっと浅めの鍋があると良いですね。

*point5
モツ以外のものを入れない方が絶対に良いです。野菜を入れると野菜の甘みが雑味になってしまい、この料理の場合はよくありません。
入れるなら、焼き豆腐がオススメです。こちらも小振りの長方形にカットしてから串に刺して下さい。最後に鍋に入れて二、三分煮ます。これは美味しいですよ。こんにゃくは、NGです。ゆで卵は、大オッケー(串に刺さないでね)。

*point6
少し甘めの料理ですが、甘さ加減はお好みで調整して頂いて構いません。
できれば沢山作って、ストーブの上でクツクツ煮たいものです。


赤提灯に置いてあるのですから、これはもうビールや熱燗にぴったりの一品です✨😊 僕も高校時代には近所のお店によく行ったものです。
もちろん、ご飯のおかずにも合いますよ。

是非、お試しくださいね〜😄!


(*)どて焼きは「どて煮」とも言います。焼かないので、どて煮が正しいのですが、僕の郷里の岐阜ではもっぱら「どて焼き」でした。ちなみに岐阜の町では、このどて焼きはすっかり姿を消してしまいました。ちょっと街を歩けば何処にでもあったのに、とても残念です。数年前に帰省した折に探したところ、赤提灯ではありませんが「水谷」という駅近のお店を見つけました。昔ながらの佇まいで、今も呑助達の人気を博しているとの事です。

<© 2021 絵と文もりおゆう 禁/無断転載>
(This picture and text are protected by copyright. 2021.Yu Morio)


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