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"完璧な母親”を目指すのをやめたら、子育てが楽になった話

子育てをしていると、「完璧な母親」でなければならないというプレッシャーを感じることが多いですよね。
テレビやインターネットで見かける「理想的な母親像」、育児本に書かれた完璧な育児方法、周りのママ友がしている子育ての様子――。

そのすべてに自分を合わせようとすると、どうしても息が詰まってしまうことがあります。

でも、実は「完璧な母親」を目指すのをやめたことで、私の子育てはずっと楽になりました。今回は、私が子育てを通じて学んだ「自分らしい子育てスタイルの大切さ」についてお話ししたいと思います。


保育士時代と母親としての違いに気づいたエピソード

私は保育士として15年の経験を積みました。その中でたくさんの子どもたちと接し、さまざまな子育ての方法を学びました。でも、母親になったとき、保育士としての知識と、母親としての自分の感覚が違うことに気づきました。

例えば、保育士時代は、保育方針に従い、全ての子どもに対して公平に、規則正しい育て方を心掛けていました。しかし、実際に自分の子どもを育ててみると、まったく違うアプローチが必要だということを感じました。

例えば、私の娘は非常に感受性が強く、少しのことで不安を感じるタイプでした。保育士としての私は、何事も適切に対応しようとするあまり、娘に過度な期待をかけてしまい、「どうしてできないの?」と焦ってしまうことがよくありました。

そのときに気づいたのです。保育士としての経験を生かすことも大切ですが、それ以上に、自分の子どもの性格やペースに合った育児が必要だと。


他人と比較しないで、自分の子どもに合ったスタイルを見つける

私は、周りの他の母親たちがやっている子育てに影響されてしまうことが多かったのです。
「このお母さんはこうしているから、私もそうしなきゃ」「あの家庭の子どもはこうしているから、うちもやらなきゃ」というように、つい他人と自分を比べてしまいがちでした。でも、それが逆に私を疲れさせ、焦らせていたことに気づいたのです。

最初に大切だと感じたのは、「他のお母さんと比べなくていいんだ」ということでした。どんな育児スタイルも、家庭や子どもによって合う合わないがあります。
自分の子どもに合った方法を見つけることが、何より大事だと感じました。

例えば、娘が小さい頃、食事の時間に悩むことがありました。周りの友だちは「好き嫌いをなくすにはこうやるべき」とアドバイスをくれましたが、娘にはその方法がうまくいきませんでした。無理に食べさせようとするとむしろ食事の時間がストレスになり、楽しいはずの食卓がピリピリしてしまったんです。

そこで、娘が興味を持つ形で食事を楽しめるように工夫しました。例えば、食材を一緒に選んだり、料理のお手伝いをお願いしたり。すると、少しずつ新しい食べ物にも挑戦してくれるようになり、今では「今日のご飯は何?」と楽しみにしてくれるようになりました。


自分らしい子育てスタイルを見つけるためのヒント

  1. 自分の価値観を大切にする
    自分にとって「大切な価値観」を基に子育てをすると、迷ったときにぶれません。私にとって、子どもが安心して育てることが最も大事だと感じ、その価値観を軸に子育てをしています。

  2. 子どもの個性を尊重する
    子どもはそれぞれ個性が違います。周りの子どもと比べるのではなく、我が子の性格やペースに合わせて育て方を工夫することが大切です。

  3. 他人と比べない
    「他のお母さんはこうしているから」と比べるのではなく、自分がどうしたいかを優先しましょう。周りの意見に左右されず、自分らしい方法を見つけることで、育児が楽になります。

  4. 完璧を目指さない
    完璧な母親像に囚われすぎると、子育てが苦しくなります。失敗を恐れず、自分に合った方法で少しずつ進んでいけばいいんです。完璧でない自分を受け入れることで、もっと楽になれるはずです。


まとめ

「完璧な母親」でなければならないというプレッシャーを感じていた私ですが、自分らしい子育てスタイルを見つけたことで、子育てがずっと楽になりました。自分の価値観を大切にし、子どもの個性を尊重し、他の母親と比べるのではなく、自分のペースで進んでいくことが、最も大切だと感じています。

完璧な母親を目指すのではなく、自分らしい育児をすることが、親も子どもも幸せに繋がると実感しています。


最後に

もし、自分らしい子育てスタイルを見つけたいと感じているなら、まずは小さな一歩から始めてみましょう。自分の気持ちや子どもの個性に寄り添いながら、一つひとつの方法を試していくことで、きっとあなたらしい子育ての形が見えてくるはずです。

一緒に、楽しく子育てをしていきましょう!

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