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【ワーママの読書感想文】『シン・ファイヤー』を読んで、「お金の心配」から自由になる!

皆さん、こんにちは!今日も素敵な1日になりますように。

ミステリー大好き、フルタイム勤務ワーママ、みりーほです。

最近、何冊か元朝日新聞記者稲垣えみ子さんの著書を読みました。



今回は、稲垣さんと、年収90万円で隠居生活を送る大原扁理さんの共著である、『シン・ファイヤー』を読みました。

この本はお二人の対談をまとめたものです。

タイトルにある「ファイヤー」は、稲垣さんがFIRE(Financial Independence, Retire Early経済的自立と早期退職)のことを、カタカナにしたときに少し間違えてしまったと、podcastの番組でおっしゃっていました。

稲垣さん、お茶目ですよね。素敵です。

巷で言うFIREを目指す人たちは、どれだけ生活コストを削って、投資や貯蓄で資産をどんどん増やしていくか、と言うことに注目しています。

しかし、稲垣さんも大原さんも、全くお金には執着していません。

むしろ、お金の心配から自由になり、本当の幸せを感じている人たちなのだと思います。

稲垣さんは投資をしていますが、自分の資産を増やすためと言うよりは、世界全体を良くしていくために投資をしているとおっしゃっています。

大原さんは、余ったお金を使う事は全て投資になる。みんなが思っている投資が狭すぎる。投資=株を買う、だけじゃないとおっしゃっています。

稲垣さんは、自分が好きな銭湯に1日でも長く営業してほしいための投資だと思って銭湯に通うそうです。

安さを求めてお店に行くのではなく、そのお店のものを買うことが、そのお店を応援することになると言う感覚だそうです。

お二人ともお金持ちになって、老後に備えたいということではなく、今の生活のままで、充分老後も過ごしていけると言う考えだそうです。

なぜ充分老後も過ごしていけるのかと言うと、何でもお金で解決するのではなく、周りの人とつながることによって、助け合いによって生活が成り立っているから、その安心があるからということです。

確かに、自分の老後のための資金を増やそうとすることだけを考えていると、自分さえよければ良いと言う考えに行き着きがちです。

自分だけ贅沢をしようとか、ワンランク上の生活をしたいと言うことを目指すのではなく、

自分で自分を幸せにするためには助け合ったほうがいい、そのための解決策はお金ではない、と言う考え方にはとても共感しました。

現在、ゆるく節約をしながら、投資や貯蓄をすることで資産を増やしていますが、

自分の家族の幸せだけでなく、周りとつながりながら、本当の幸せを追求していきたいと考えさせてくれる素晴らしい本だと思いました。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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