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どうやってお酒をやめたか

今日の朝は、英語の勉強は(気分じゃないので)お休みして、回顧録を書く。

さて、2023年9月以来、禁酒をしている。1年半くらい経つ。

酒癖が悪いわけではない。酒で人に迷惑をかけたことは(大学生のころを除けば)1度もない。

ただ、お酒を飲んだ翌日は体がダルかったり、仕事でストレスがたまっているときにお酒を飲むと精神的な悪循環に陥る自覚はあった。
社会人4年目くらいのころ(2015年頃)から、お酒辞めたいなとは思っていたのだ(当時の日記にそう書いてある)。

しかし2015~2023年の約8年間はやめられなかった。1日の飲酒量はビール1缶程度だが、平均週4,5回は飲んでいた。コンビニのお酒売り場の前で5分くらい葛藤で立ち止まり、結局買う、なんて情けない経験も何度かある。

1日ビール1缶程度といえど、ほぼ毎日飲み、飲みたくないのに買ってしまうというのは、立派なアルコール依存症なのだという自覚があった。
生活に実害はなくとも、自分を律することに失敗している時点で、依存症には変わりないと。

なぜ辞められたのか

確実に言えることは、自分が独りのままだったら辞められてないだろうということだ。

辞めるきっかけになったのは、飲酒した後に子供(当時1歳)の風邪をもらってダウンする経験を(割と短期間で)2回繰り返したことだ。
(飲酒→睡眠悪化→免疫ダウンの流れが自分は多い)

風邪をもらってダウンすれば、子供の面倒・家事は妻に集中する。それが申し訳なくて、こんなんじゃダメだ、と思い立った。

その後は、最初の3か月は少し葛藤はあったが、スムーズに辞められた。
1年半経過した今では、お酒を飲みたいとは全く思わなくなった。

(実を言えば、新年の親戚の集まりで1日だけ飲んでしまったことはある。一度スリップするとまた飲み始めてしまう…という体験談はよく聞くが、自分の場合はそんなことはなく、飲酒欲求は生じなかった)

結局のところ、自分を変えるには

人が自分を律する・変えるには、自分だけでは難しい、ということだ。
誰かに背中を押してもらったり、誰かと競ったり、誰かのためになったり、とにかく他者を介在しないと自分は変われない

経験上、似たようなことは他にもある。

転職もそうだ。自分一人で転職するかしないか悩んでいてもまず進まない。
でも転職エージェントにコンタクトして背中を押してもらえば話は一気に進む(転職させないとエージェントの利益が無いから、という理由が大きいが)。

勉強もそうだ。大学受験において、自分は非進学校に通い、高2の最初の時点では並み以下だったが、高3の終わりには進学校の人間でも難しい大学に入れた。これは予備校の自習室で、他の受験生に囲まれながら勉強したおかげ。家で一人でやってたら絶対できてない。

だから。
自分を変えたいと願うなら。自分の意志を当てにしてはいけない。
自分を変えざるを得ない環境をどうデザインするかが大事。

これは本などでよく書かれていることではあるけれど、自分の意志が当てにならないということを、自分の実体験として学ぶのはまた別のこと。

お酒からはそういったことを学んだ。ありがとうお酒。


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