【今週の日本酒#25,#26】天美_うすにごり生原酒(長州酒造:山口県)、仙禽_さくら OHANAMI(株式会社せんきん:栃木県)
最近いつもの練習コースを走っていると桜がちらほら。
春のお酒も飲みたいな~と思ってて、今回のこの2本が気になっていたので飲み比べ。それゆえのダブルナンバーです。
両者とも日本酒好きの初期に勧められたお酒なので思い出補正もありますが、実際どれも美味しいです。たまたま両者とも在庫がありました。ありがとうございます。
右も左もわからぬ初期(2年前?)以来この2つが顔を合わせることはありませんでしたが、久方ぶりの邂逅というわけです。
天美と仙禽の飲み比べができるなんて…どちらも取り扱い店舗が結構限られてるため、店頭では手に入り辛い印象です。
しかし落ち込むには早い。福岡県で両者とも取り扱っている神のようなお店を置いておきます。何回か足を運んだことがありますが、通販も可です。
というわけで早速飲みましょう。
色はどちらもほぼ同じうすにごり。天美のほうがやや若草色寄りといったところ。
開栓すると天美は僅かなガス感。
両者ともうすにごり生原酒、字面で見れる範囲ではお互い似ていると言えそう。
香りもそっくりガバガバ嗅覚なので、もう早くこの馬鹿舌で知ったような口を効きたくて仕方がない。いくぞ!!
天美はチリチリと微かなガス感とともに、さくらんぼを彷彿とさせる甘酸っぱさ加減。味の系統としては爽やかフレッシュ、ジューシー系だと思う。時間経過でどういう風に角が取れていくのか楽しみだ(もう半分くらいしかない)。
一方の仙禽だけど、基本的には似た味わいなのだけれど甘さがとても柔らかくて丸い。ついスルッと飲み込んでしまう軽やかさ。桃の天然水を日本酒に昇華させたらこんな味になるんだろうな。
変化というか伸び代が楽しみな天美とは異なり、初期の時点である程度完成されているように感じる。(こちらももう半分くらいしか……)
簡単に比較すると、甘酸っぱさ、爽やかさに振ったのが天美。透明感、柔らかさに振ったのが仙禽。
知ってる範囲で言うと、
風の森、花陽浴、新政No6、産土、前、冩楽、十四代あたりが好きな人は天美。
出羽桜、花邑、上川大雪、鳳凰美田、鍋島、作、雨後の月、東洋美人、AKABUあたりが好きな人は仙禽。
同じ蔵でも銘柄によって味わいが違うのは重々承知だけど、独断と偏見で言ってみただけです。できるだけ全国に散らばって挙げてみましたが、やっぱ九州と東北にやや偏ってるなあ…。
天美と仙禽お互いの良さがあるので一概に優劣をつけようとは思っていない。どっちも美味い。飲み比べをするほどにお互いの美味さに気付き、2つのグラスを煽って反復横跳び。程々にしなければ。
一時はコテコテ純米酒を冷やで飲むの一択!wとか言ってましたが、何だかんだで甘め綺麗めなお酒が好きかもしれません。
こういうお酒には毎度つまみに困るんですが、冷奴やチー盛り、もろきゅうあたりで安定してきました。
さいごに、先日日本酒バー(?)で優勝したのですが…そこで非常に印象が良かったお酒が今我が家に向かって発射されております。楽しみです。
注文した記憶はないんですが、心当たりはあるという…。お酒に酔うとろくなことをしでかしかねません。程々に気をつけましょう。