デンゼル・ワシントンが卒業生に贈った4つの大切なこと
最近、YouTubeで心に残った動画。
それは、俳優のデンゼル・ワシントンが
アメリカのディラード大学の卒業式で行ったスピーチ。
https://youtu.be/BxY_eJLBflk?t=9
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ポイント❶ 「神様を一番にする」
ひとつめ
神を一番にしなさい!
何をするにも神を一番にするのです。
あなたたちから見て、
私が身につけているものも、
私が達成してきたすべての事柄も、
そして、私の持っているもの全てが
神様から与えられた恵みです。
神様からのギフトなんです。
40年前の1975年3月27日のことです。
私は大学を中退するところでした。平均点は1.7。
この会場には、この点数に共感できる人がいませんように。
私は母のヘアサロンにいました。
母の美容室にあるイスに座っていました。
ふと鏡を見上げると、私の後ろにはある女性が座っていて、
ヘアドライヤーをあてていました。
彼女はただ私を見つめていました。私の目をじっと。
私は彼女が誰なのか知りません。
すると彼女を言いました。
「誰か鉛筆持ってきて、預言があるから」と。
彼女は言いました。
「青年よ、お前は世界中を旅することになる」
「そして世界中の人と話をするだろうよ」と。
大学を卒業できずに軍に入るべきなのか、何をしたらいいのか迷っていた私に、彼女は言ったのです。「世界中を旅をしてたくさんの人と話す」と。
結果、私は世界中を旅しました。
そしてたくさんの人と出会い、話をすることができました。
大事なのは彼女が教えてくれたこと、
彼女があの日教えてくれたことを私は忘れません。
私は守られ、導かれ、そして矯正されました。
神と共に歩み、神は私に謙虚さを教えてくれました。
私が神から離れたことはあっても、 神はいつも私のそばにいて下さった。
だから何をするにも神と歩むこと。
もし私のようになりたいと思っているのなら、 私がしてきたことをしなさい。それは「神と共に歩むことです」。
ポイント❷ 「大失敗する」
ふたつめ。
大失敗しなさい。
そう、大失敗です。
今日、あなたたちは人生の新たなスタートラインに立っています。
不安もあるでしょう。
新しい時代です。厳しい時代です。
人生は一度きりです。
だからこそリスクを恐れずに、情熱の持てることをしてください。
挑戦してください。 責任を持った上で。
失敗を恐れないで。
こんな、昔のIQテストを知っていますか?
それは9つの点をペン先を上げずに5つの線で結ぶ、というものでした。
唯一の正解は、
枠にとらわれずに点の外まで線を書くことです。
枠にとらわれないでください。
恐れないで枠から出ましょう。失敗しましょう。
恐れず夢を持ちましょう。
ただ覚えてほしいのは
目標のない夢は…ただの夢です。
ただの夢は最終的には失望しか生みません。
夢と合わせて目標も持ってください。
生涯をかけての目標、年間目標、月間目標、一日の目標。
私は一日一個目標を持つことにしています。
時には誰かを罵らないことが、 私の一日の目標です。
簡単でいいですから、目標を持ってください。
そして覚えておいてください。
目標を達成するためには
自制と一貫性が必要です。
目標達成には自制が必要です。
自制があったからこそ、皆さんはこの卒業式にいるのです。
そして一貫性は、火曜だけやって何日か休む、、、
そんなものではありません。
努力が必要です。
毎日、計画が必要です。
「計画なくして成功なし」
このことわざを知っていますよね。
大変な努力は、報われます。
成功者たちは皆、大変な努力をしています。
テキストメッセージやツイッター
そんな世の中で育った皆さん、 覚えていてください。
たくさん何かをしているからといって
たくさん成し遂げている訳ではありません。
行ったという”動作”と
前に進んだという”進歩”は
混同しやすいものです。
母はよく言いました。
「同じところを走り続けたって、どこにもたどり着きやしない」と。
励み続け、目標を持ち続け、 進歩し続けてください。
ポイント❸ 集めた富は死後に持っていけない
みっつめ。
霊柩車の後ろに引っ越しトラックはなし。
もう一度言いますよ。
霊柩車の後ろに 引っ越しトラックはありません。
どれだけのお金を稼ごうと、 死後それを持っていくことはできないのです。
どれだけ持っているかではなく
自分が持っているもので何をするかが重要です。
あなたたちは、それぞれ様々な才能を持っています。
ある者は医者、ある者は弁護士、ある者は科学者
ある者は教育者、ある者は看護師、 ある者は教師。
ある者は説教者。
あなたが自分の為にできる 一番自己中心的なことは
誰かを助けることです。
どうして自己中かって?
それは人を助けると 満足感や道義が得られるからです。
人を助ける度に気分が良くなります。
これに越したことはありません。
装飾品でもなく、大きな家や車でもありません。
人助けに喜びがあります。そこに成功があります。
ポイント❹ 祈りを重んじる
最後に祈ることです。
あなたが今晩寝る前に、
スリッパを ベッドの下ずっと奥に置きますように。
そして朝起きてスリッパを取ろうとして
ひざまずきますように。
そしてひざまずいた時、
「恵みをありがとうございます」
と言ってください。
「情けを、理解を、知恵を、
親を、愛を、優しさをありがとうございます。」と
「謙虚さを、安らかさを、成功を、
これら私のものになるすべてに前もってありがとうございます」と。
私はこのように日々過ごしています。
今、このような私がいるのは、祈りがあったからです。
あなたのモノになる全てに対し、前もって感謝してください。
心の底に強い願望があり、
その願望が良いものなのであれば
それはあらかじめ神より送られた証拠であり
既にあなたのものであると神が示しているのです。
もう一度言います。
心の底にある願望、何かしたいと思う気持ち
人の為、成長の為、生活していく為に何かしたいと思うその願望。
何かしたいというその気持は、
それは既にあなたのものであると示す為の、
あらかじめ神より送られた証拠であります。
その願望が良いものであるならば叶えられます。
ですから掴み取りなさい。
努力を重ね、手に入れなさい。
そして成功を掴み取った時は、
振り返り、誰かを助け引き上げなさい。
それぞれが教え合いなさい。
生計を立てることだけに必死にならず
世の中に変化をもたらすことを切望してください。
スピーチの最後のコメント、
"Don't just aspire to make a living, aspire to make a difference."
これは大学生だけでなく、多くのビジネス・パーソンにも響く言葉ですね。
God Bless,