見出し画像

「風邪」と書いて「ふうじゃ」と読むのが東洋医学

「風邪(ふうじゃ)」と「風邪(かぜ)」は違うもの!?

 こんにちは!「My Relief」(マイリリーフ)事務局です。

 年が明けて、これから一年で一番寒いシーズンに突入します。皆さんの寒さ対策は万全でしょうか?

 実は気温が下がると、「気」の流れが滞りやすくなります。

「風邪」という漢字を皆さんはなんと読みますか?
普通は「かぜ」と読みますよね。でも東洋医学では、「風邪」と書いて「ふうじゃ」と呼びます。

 今回は寒さと「気」の流れについて、東洋医学の視点から考えていきたいと思います。


なぜ、寒いと「気」の流れが滞るのか 

 「気」は私たちの生命エネルギーを表し、体の中を巡りながら体温を調節したり免疫力を維持したりしている、とても大切なもの。「気」が体の中をスムーズに流れていることで健康な状態が保てる、と東洋医学では考えられています。

 しかし、今の時期のように気温が下がってくると注意が必要。というのも、外部からの冷えが「風邪(ふうじゃ)」として体の中に入ってくるから。その結果、「気」の流れが滞りやすくなるのです。

「風邪(ふうじゃ)」とは、東洋医学の考え方で、風によって運ばれてくる邪気を指します。その語感からして、おどろおどろしくありませんか? 
 いずれにせよ、「風邪(ふうじゃ)」は心身の不調や病気の原因になるので防ぐことが肝心です。

「風邪(ふうじゃ)」の侵入口を温めよう

 冬の寒さが原因で起こる「気滞(きたい)」を未然に防ぎ、「気」の流れを整えるには、なにより冷えから体を守り、「風邪(ふうじゃ)」を遠ざけることが重要となります。
 そのためにお勧めの方法をご紹介しましょう。

 まず、普段の食事では温かい飲み物やスープなどを積極的に摂りましょう。ハーブティーや生姜湯、旬のゴボウやレンコン、大根といった根菜のスープなどもお勧めです。

 「三首」と呼ばれる首、手首、足首を温めることも有効。東洋医学では、首の後ろ側の肩甲骨周辺にある「風門(ふうもん)」と呼ばれるツボが「風邪(ふうじゃ)」の侵入口とされています。ですから、特にこのツボの周辺をマフラーや使い捨てカイロなどで温めるのがお勧めです。

風門(ふうもん)の位置(赤い点)。下を向くと首の後ろに背骨が出っ張るので、そこから下方へ進み、2つ目の突起の背骨の左右両側

まとめ

 冬は特に、冷えによる「気」の滞りが原因でさまざまな不調が出やすい時期。体を温めて風邪(ふうじゃ)を遠ざけることで「気」の流れを整えることが健康維持の鍵となります。

 今、流行っているインフルエンザを防ぎ、この冬を健康的に乗り越えるためにも「気滞」を起こさないように過ごしましょう。


私たちは東洋医学をベースに開発された、花粉症やアレルギー性鼻炎に困っている人たちに向けたセルフケアプログラム「My Relief」を推奨しています。

私たちはNPO法人ミンイーです。社会貢献活動の一環として「My Relief」を無料で提供しています。

定期的に情報発信しています。どうぞこちらもご覧ください。

X:@MingYi_Japan
Instagram:https://www.instagram.com/myrelief_japan/

引き続き、よろしくお願いいたします。

いいなと思ったら応援しよう!