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通なら知っておきたい ワサビのあれこれ

こんにちは
myProductライターの原です。

CRAFTRIP第3弾制作のために静岡県賀茂郡河津町に滞在している私ですが、静岡県はワサビの発祥地であり、産出額も日本一を誇ることをご存じでしょうか?

今回は、静岡で多く栽培されるワサビの歴史だけでなく、おいしい食べ方についてご紹介します!

豊富な湧水が実現させる「ワサビ栽培」

今から約400年前に静岡県有東木地区(現静岡市葵区)で始まったワサビ栽培。江戸時代中期には伊豆地域へ伝承され、「畳石式」と呼ばれる新しい栽培方法が考案されました。

畳石式の栽培は、石で組まれた棚田の上から順番に清流が流れ下っていく「掛け流しの仕組み」であり、富士山や天城山から得られる豊富な湧水があるからこそ実現する栽培方法なのです。

肥料はほとんど使わず、湧水だけで育つ静岡のワサビは、まさに自然の恵みと言えるでしょう。

美味しいワサビ食べ方とは

自然の中で育てられたワサビですが、そのおいしさを存分に楽しむ方法をご存じでしょうか?

ワサビは、茎側のほうが新鮮で、先端に行けば行くほど辛みがあるといわれています。
そのため、茎をむしり、根元のほうからおろすといいといわれています。

茎をむしり、根元を擦るのがおすすめ

また、力加減もポイントの一つ。
ワサビは、擦りあがりがきめ細かくなるほど辛みが増すといわれており、力を入れておろすと、ワサビが細かく擦りあがるので、辛みが強くなります。
一方で、力を抜き、大きく円を描くように擦ることで、辛みの少ないさっぱりとしたワサビの味を楽しむことができます!

天城山に面する河津町では、多くのお店で食事と一緒に生わさびが提供されます。
皆さまも河津を訪れた際には、ぜひ自分好みに合わせたワサビを楽しんでみてください!

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