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夜型生活考
寝ようと思っていたのだ。そろそろ。
もう、深夜3時を回った。深夜というより、未明である。
ところが。
書きたくなった。この今のことを。
ながーく長く続けている、否。
これしかできない「夜型生活」について。
眼精疲労を堪えながら。
オレの実家は、場末中の場末にある「小さなスナック」だった。
生まれた頃から、両親と少ない従業員で営まれていた。
夜の商売。
当然、生活パターンは夜型。
生まれたときから、両親は朝遅く、昼前くらいに目を覚ますが、布団からは出てこない。
ひとりっ子のオレは、幼少の頃から遊び相手に飢えていた。
だって、幼稚園前の子供って、大抵親に相手してもらって遊ぶんじゃないの?
で、近所の同い年くらいの子と知り合って、というか、親に「遊んでやってー」とか言ってもらってデビューしていくんじゃないの?
オレんち、そのエスコート役の親が寝てるのよ。
仕方ない。夜遅くまで働いてるんだから。当時、風営法なかったから深夜2時まで営業してたと思う。
赤ん坊のオレは、両親が店に出てる夜は、知り合いに預けられてた。覚えてないけど。
店閉めてから、親が迎えに来て、なんとその後、オレを連れて深夜営業のレストランで両親が食事するんだ。
オレは、レストランのベンチシートか、従業員さんの休憩室的な部屋に寝かされてたらしい。
ウェイトレスさんたちが、変わるがわるオレを抱っこしてたとか。
・・・寝かせろ。乳飲み子だ。・・・ったくょ。。
こんな感じで、生粋の夜型生活者に仕立てられていく。
スナック家業はオレが高校出て、一人暮らし始めてからもしばらく続いてた。
だから、実家住まいの18年間、ずーーーーーーーーっと、夜型を強いられた。
だって、ジェットストリームの城達也氏のエンディングのささやき声聞いて、
さて、そろそろ眠くなってきたなと思ったら、夫婦喧嘩もけたたましい両親の帰宅。
いま午前4時だけど、ちょうどこの時間くらいに、やっと静まる。寝るから。
でもさ。
その3時間後くらいの、朝7時ってもうオレが幼稚園や小学校に行くための起床時刻なのよ。
・・・眠いって。ホント、地獄のようだった。
小学生で目の下クマできてんの、オレくらいだったよ。
子供送り出したら、母親は再び眠れる。オレは???
お遊戯、お絵描き、工作、夏場はプール。盛りだくさんのスケジュール。
小学生のころは更なりだよ。
学校終わると、塾か日舞の稽古が待っている。
・・・サスケか??
育ち盛りの思春期、この生活がもう身に染み付いてるから、朝なんて絶対起きられない。眠い盛り。
いつまでも布団の中にいると、オレの部屋の重たい木の戸が、
バアアアーーーーーーーーーーンッッッ!!!!!
って、すげえ音でノックなしで開けられて、
「なあああにやってんのおッ!!!アンタはァーーーーー!!!」
でた!
怒髪天の母親の鬼の形相と、慈悲心ナシのナマハゲの音声!
怒髪天って、例えじゃない。スナックのママやってるから、セットしていた欧陽菲菲並みのパーマヘアが寝乱れて、もう、マジもんなのよ。
渋々起きて制服着て、とりあえず家の外へ避難するわけよ。
こういう子供が、今のトー横に溜まるんだね。オレの頃は渋谷センター街。
比較的きれいそうな地べたに座ってた。
そこに居ても、いよいよ居づらくなると学校行く。
遅刻、欠席、早退は当たり前のようにレコード記録持ってて。苦笑
(生き抜け!居場所ない人たち!未成年だとキツいけどな。)
こうしてですね、今こうやってコレ書いてるオレがいるのよね。
旦那? とっくに寝てますわ。いいことだ。
でもね。
夜明け前って、大好きなんだ。みーんな寝静まって、ひとりになったように思える時間。
自由だもん。こういうの書いたりさ。
この季節、夜が長いからいいよ。
ただ、時間が流れるのに任せてると、うっかり朝日見ちゃって眠れなくなる。笑
もう徹夜なんてできない。年なんだね。・・・悔しいねぇ。
本日も「めぐりズム」のホットアイマスクして、無理矢理眠りに落ちますかね。今は、過去と違って、、、試験もなんにもないっっっ!!!(♪)
いざ。泥のように。
・追伸・
遅筆です。でも、現在いくつかのヘッダーの画像作ったりしてます。
やるつもり、はあるんです!
・・遅筆です。