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徒然なる私⑤自分に優しく

明るいことを言いたくない日は言わなくていい。
何もできない日は何もしなくていい。
やれそうなことをやればいい。
と、なるべく言い聞かせることにしている。

今の私は30代でやらかした失敗体験を払拭するのに精一杯で、立派な目標なんて掲げられない。
本当に、呼吸するだけでCPU100%みたいになる日も多いのが現実。
周りは子育てや仕事に忙しいのに私は一体何をしているんだろうと思う。
でもそれが今の自分だし、この処理能力の低さも自分の限界だから…
できないことに目を向けたらそれこそ死にたくなるので、できたことを過剰に褒めて脳に再認識してもらうしかない。
放浪の果てにモラハラ野郎に捕まって、虚無500%みたいになった時よりはだいぶ回復した。
虚無500%から今の状態になるまで、7年くらいかかっている。
流されて誰かに幸せにしてもらおうとした結果がこれである。

過去を嘆いても仕方ないし、その時その選択をした自分を責めてももう何も変わらないから。
あと何年人生があるのかわからないけど、幸せな記憶を少しずつ増やしていくしかない。

でもこの時期は特に、モラハラ野郎のところから実家に戻った時期でもあるのですこぶる調子が悪い。
無気力すぎて何もできない時は、ただ天井を眺めているしかない。
そんな自分は無能だと責めることはしないでいよう。
それだけつらかったんだなぁと自分の声に耳を傾ける。
自分を1番理解してあげられるのは自分だろうから、しんどかったことは素直に認めたい。
傷ついたことも意地を張らずに傷ついたと言いたい。
その上でうつが酷くて何もできないなら、転がっていてもいいじゃないと声をかけてあげたい。

結局。
私が私に優しくなかったから、10年間彷徨ってしまったわけで。
パニック障害になった当初にもっと優しくしてあげるべきだったと思う。
サボる理由を探しているのではなく、本当に何もできなくなる病気なんだと自分に伝えたい。
多分ずっと、うつ病に偏見を持っていたのは自分自身だったと思うから。

それでも頑張れない自分は無能だと思う私が心のどこかに潜んでいる。
こうしてアウトプットできているだけでも、ここ数年の回復を感じられるはずなのに。
私はいつになったら本当に自分を受け入れて優しくなれるんだろうか…。

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