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未来の場所〜自由な共存と開かれた農

それは未来のための一歩なのか!?

クルミドコーヒーを経営されている影山知明さんの著書「ゆっくり、いそげ」に、他者と共生する自由を目指していこうと書かれていました。
私も目指すべき未来には共感するので、私なりの考えをまとめてみようと思います。

不自由な共存と自由な孤独?

かつて地域には関わり合いがあり、それがもたらす助け合い、安心感が合った。が、「関わらない自由」は担保されず、不自由を伴うものであった。自分のことは自分で決めたい、周りから干渉されたくない。ということで自由を求めて都会に出て、そして孤独になった。
的なことが本書では書かれていました。

かつてがいつの時代かわからないが、確かに今の私は地域とほとんど関わりがなく、地域の活動は少しはあるが、特に強制される圧力はなく、参加できる人はお願いします、という感じになってます。
だからといって孤独なのかどうかと言われると、そんな感じは受けていない。でも助け合いによる安心感があるかと言われると、まぁ疑問ではある。

関わる場所を求めて

以前、こんなことがありました。
家の駐車場でBBQをしていた時、なんと正面の家のおじちゃんが声をかけてくれて、「一緒にどうですか?」と誘うと大量の差し入れを買ってきてくれて一緒にBBQをしたことがありました。さらに、その時、隣のおばちゃんも声をかけてくれて、「楽しそうね、家の庭で花が咲いていたのでテーブルに飾ってみて」とお花をいただきました。
今までは会えば軽く挨拶する程度でしたが、いきなり一緒にBBQしたり、お花をくれたりするとは。思いも寄らない展開で、なんか嬉しい気持ちになりました。

なんとなくだけど、みんな関わり方を模索しているんじゃないかと思う。もしくは関われる場所を求めてるんじゃないかと思う。
みんなというと言い過ぎだけど、関わりたいと思っている人はそれなりにたくさんいるけど、そこまで人となりをわかっていない人とどう関わっていいのかわからない。
地域でただ近くに住んでいるだけの人とどう関わっていいのかわからない。そんな感じがするし、私も正直関わり方がわからない。

他者と共に生きていく場所

本書では、他者と共に自由に生きる道を模索していくことが次の時代に必要だ、と述べています。
地域と関わりを持ち、顔のわかる関係、私とあなたの関係を作る。そこに強制はなく、共生を目指す。
そんな場作りとしてカフェを経営していると、綴られていました。
カフェとあなたではなく、カフェスタッフの私とあなた、というのがポイントですかね。

私はこの他者と共に生きていくもう一つの場所として、農でも作れるんじゃないかと思っています。
カフェもいいけど、農もあっていいんじゃないかと。

本書で述べられている、他者と共に自由に生きるためのポイント。
それは「存在そのもの」を受け入れてくれる他者がいることの大事さと、それを実現するために「話すことより聞くこと」「違いを楽しむこと」が大事と書いてあります。

この違いを楽しめるか、は、まず、違いを受け入れる土壌が必要で、共に作業することが、その土城を育てるんじゃないかと思う。
そして、この共に作業をするということに対して、農はとても良いコンテンツになりえるんじゃないかと思っています。

違いを受け入れる農

農が共同作業に向いているポイントは、
農作業は単純作業が多いので、みんなでやれば程よく気持ちよい作業になる!
農作業は大変なイメージがあるけど、それは少人数でやっているから。

私の通っている農体験塾では、最初に塾長が作業説明をした後、みんなで作業します。
定年退職した人から2歳の子ども(私の息子です)まで。まぁ、2歳は作業してるというより、遊ばせてもらってる感じですが、それでも息子はみんなに混じって真剣にやって、そして、みんな応援、サポートしてくれて、ちょっとした一体感がうまれています。

この何の繋がりもない人たちでも、大人から子どもまでが共同作業ができるというのが、農の良さ。
これは農体験塾の塾長始め、スタッフのみなさんがあらかじめ準備をしてくれているおかげであり、子どもの面倒もみんなで見てくれているお陰ですが、逆に言えば、準備が整っていれば、子どもも大人も高齢者も関係なく、みんな一緒に作業ができます。

人がいればその分プラスになる。
足手まといはいない。
その人がやれることをやれば良い。

そんな環境を作るからこそ、どんな人だも受け入れ、違いを楽しめる土壌が育つのではないかと、私は考えます。

まとめ

他者と共に自由に生きていくことを目指すため、みんなで農をやる環境をたくさん作りたい!
カフェもいいけど、農も良い!
みんなでできる農の場所を作ろう!
これが私の未来への一歩です。

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