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【今週の読書】くうきと世間と発達障害もどき。優しさとよく生きることについて考える

今週は私が入っているコミュニティWasei Salonで「空気と世間」の読書会がありました。本を読み、読書会して、そのままの余韻(モヤモヤ)で空気と世間について考える一週間でした。

読書会後に思ったのは、「自分の意見もあるけど相手の意見もわかるときに黙っていることは空気を読むことなのか?」という問いでした。言えない空気になっているかもしれないし、相手の意見も尊重した優しさなのかもしれないし。

でも、相手を傷つけること、もしくは自分が傷つくことを恐れて、意見を土台に上げないと偏った意見に流されていく可能性もある。だから、ちゃんと土台に上げることも大事なことを自覚して、勇気を出して意見を言う練習もしていきたい。

今傷つかない優しさなのか、将来の間違いを減らす優しさなのか。

どちらも優しさであるなら、どっちの優しさを取るか。恐れずに選択していきたい。そして、「言えない空気」にならない環境づくりはちゃんと努力していきたい。

物事には楽しさと苦しさの両面がある

楽しさ(楽な方)を選んでいるときは自分の中で注意した方がよさそうです。
きっと本当の楽しさに出会えてない。

そんなことを考え続けた一週間でした。
いや〜、読書会すると問いが問いを生み、考え続けてしまうわ。

あと、空気と世間の前に、先週からの引き続きで発達障害系の本として、「発達障害に間違われる子どもたち」という本も読みました。

よく生きるとは、を考えたときに生活習慣が大事なのは理解しつつ、電気があり、テレビがあり、スマホがあり、味の濃い食べ物があり、と誘惑するものが多い世の中で、もはや座禅しない限り、よく生きるって難しいなって思います。でも、子どもがいるからこそ、よく生きる、をちゃんと考えて生活していきたい、と改めてこの本を読んで思わされました。

子どもは希望なので、大人もちゃんと子どもと一緒によく生きていきたい。

では、それぞれの本の感想をどうぞ
(オリジナルはブクログです。感想は本を読んだ当初のものです)


「発達障害」と間違われる子どもたち / 成田奈緒子

「ケーキを切れない非行少年たち」を読んで、次の障がい者教育として気になっていた本。妻の本棚から取りました

発達障害として言われることで救われる人もいれば、環境が作った発達障害もあるなって思わされました。

まずは生活するための脳を鍛える。
本書ではからだ脳と書かれていましたが、まずは生活改善。早寝早起き、体を動かして、朝日を浴びで、規則正しい時間に食べる。妻が21時には寝させようとしたり、お昼寝を短くさせたりと頑張っているのに、ちゃんと協力しようと思いました。そして、自分もちゃんと睡眠取ります。といって、今は夜の0時。あー、もうダメだ。頑張って、早く起きよう

ちなみに発達障害は脳に腫瘍があるとか本当に障害があるときを指すそうです。そういう時は生活改善をしても、認知が歪んでる可能性があるので、認知訓練をちゃんとして、現状理解をしていかないといけないです。ケーキを切れない非行少年はこちらの部類に入ると思われる。

発達障害もどき(生活改善で治る)と発達障害は混同しない方が良いですね。見極めは難しそうだけど、どちらにしろまずは生活改善な気もしますね

あと、役割を与えることは心掛けよう
お米研ぎはやっぱりちゃんとやってもらおうかな

「空気」と「世間」 (講談社現代新書) / 鴻上 尚史

世間や空気の正体がわかったことで、本当に抗えるのかはまた別問題だなって思いました。いや、抗うべきか、従うべきか。べき論で語るものではなく、自分が居心地がいいか、はたまた悪いのか、自分に問うた上で、自分で判断するしかないですね。

でも、安直に判断して抗うのもやっぱり良くないなって思ってて、守破離の守は大事だと思う。

どこまで守をやるか。

やっぱりここが難しくて、学び少ない世間で守をし続けてもしゃーないし、とは言って本当に学びが少ないのかもわからない。

だから、自分の直感を信じるしかないかなと思うけど、たまには信頼できる他者の意見にも従ってみると良いのかもしれないです。

私のことを一番よく知ってるのは私ではないかもしれない

練習していくのがいいかなって思います。

本書の提案
複数のコミュニティに所属する
社会に向けて発信してみる(行間を読まないコミュニケーションを頑張ってみる)

この守をやってみてもいいし、自分に合わないと思うならやらなくてもいい。

だけど、たまには他者のノウハウに従って、その後に破をしてみてもいいのでは!?

娘は習い事で何を思うかな!?

私はお節介が苦手なので、私が今こうした方が良いと思うことをしっかり背中で語ろうと思います。さぁ、畑を育てるぞ!対話もしよう

「くうき」が僕らを呑みこむ前に: 脱サイレント・マジョリティ / 山田健太, たまむらさちこ

伝えるのが難しいことを一旦絵本としてわかりやすく伝える。そして、これを軸に子どもと対話する

絵本って子どもと対話できるのが本当に素敵!
子どもだけじゃなく大人も考えさせてくれる。
大人同士の対話にも絵本は本当に良い。
絵本対話してみたい

冒頭のいつのまにか兵士になっていた
というストーリーから入るのが空気の怖さを物語っていて、絵本のインパクト絶大です

新書の『「空気」と「世間」』を読んだ後にこの絵本を読んだので、意見を言えるということの権利と行使のギャップみたいなものは考えさせられました。
やろうという勇気とやれない構造の中で、勇気を出せる環境を作っていきたい。


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