オリジナルな仕事を作り始めた恋人ティム
先週末の夕方のこと。
散歩がてらにラーメン屋さんに向かっていた時、恋人ティムがこんなことをつぶやいた。
なぜそのアイデアが舞い降りてきたのかはなんとなく分かった。
最近2人でよく参加している言語交換イベントがあるのだけど、彼はそこでいろんな日本人と出会い、おしゃべりをした。
そこではほとんどの人が口を揃えて「もっと英語を練習したいけどネイティブとたくさん話す機会がないんだよね…」とため息をついてたらしい。
え!オーストラリアにいるのになんで??とフシギに思うかもしれない。
私も学生時代に初めて海外に留学して衝撃を受けたのだけど、英語圏に住む=必ずしもネイティブと英語で会話できるわけではないのだ。
英語圏にはいろんな国の人が住んでいる。もちろん日本人もたくさんいる。異国の地で母国語を気兼ねなく話せる存在は貴重で、気がついたら友達が日本人しかいない…ということはあるあるだ。
だったら英語を話すために言語交換イベントに足を運ぶと、そこには同じく英語が第二言語で上手になりたい人で溢れている。
イベントには日本人の他に、韓国やブラジルやイタリアから来た人などがいたりする。インターナショナルな友達が欲しい人には絶好の場所だ。
たまにその街に住んでるネイティブスピーカーも来る。でも色んな言語交換イベントに何度も参加してみて感じたのは、そこに来るネイティブは癖の強い人やメンヘラ、アジア人フェチな人が多い(もちろん全ての人がそうじゃないのだけど)。
メルボルンは特にその傾向が強いようで、参加した子の中には「インスタを交換した後めんどくさい思いをした…」「出会い目的な人が多いから行くのやめた」と言ってイベント自体に参加することをやめてしまった人もいる。
となるとワーホリに来た人が英語環境を期待できるのは職場になるのだけど、メルボルンは毎日世界中から人がやってきているため、仕事探しがかなりハードモードになっている。
関連の経験がないと雇ってもらいにくく、ローカルの職場はオージーがライバルになるため、おのずと「経験がある+国籍や言語力で有利になれる職場」が候補としては一番ベストになる。例えば日本人で飲食経験があれば日本食屋さん、ファッション業界の経験があればユニクロのような。
お客さんはローカルが多いものの、同僚は日本人だから英語を話す機会がないんだよね…という話はよく聞く。
中には英語を話す機会を少しでも増やすためにオンライン英会話をやってるよ〜という子も。
ちなみにオーストラリアの最低賃金は23ドルで休日と祝日は倍になるので、金銭面では「やっほ〜い!」という感じなのだけど
やっぱりせっかく海を渡って来たからには英語力をゲットして帰国したいだろう。
俺、仕事がない日に図書館のカフェスペースで英会話レッスンとかやってみようかなぁ…
という言葉は、言語交換イベントに参加して色んな背景を知った上で
だったら俺は英語のネイティブで日本語も話せるから、自分が持っているものを活かして誰かの役に立てたりしないかなぁ…
という意味だったのだと思う。
私はその言葉を聞いてとても嬉しくなり、いいじゃん!!やってみなよ!!と背中を押した。
彼はどういうレッスンをしたら喜ばれるかを知るために、まずは無料レッスンを企画することに。
Facebookの日本人コミュニティで募集をしようと思うんだけどどう思う?というメッセージがLINEで送られてきて、私はおせっかいながらもゴーストライターに変身することに。笑
告知の文章ひとつで申し込み数が変わったりするからね…!!
特にFacebookは詐欺も多いし、見知らぬ人とやり取りして会うのってこわいから、読む人に安心と信頼をどれだけ渡せるかが大事だし、メッセージで何回も質問のやり取りをしなくて済むように、ある程度気になることや流れは具体的に書いておくのが大事だ。
その後、なんと10人から申し込みが。
「英語の練習したいです!」という人から「スキルはあるのに英語の面接が苦手で落ちてしまうんです!」という人まで色んな方々からメッセージが届いたそうな。
せっせと返信している彼を密かに眺めて、私までワクワク…
というのもこれって
オリジナルな仕事作りだ。
自分がすでに持っているものをフル活用した、ハンドメイドのお仕事作り。
求人にはない、自分の好きな時に、好きな場所で、好きなように、好きなお値段で行える活動。
彼にとって英語は母国語で、話せて当たり前で、苦労せずにできること。
でも世の中には英語を話せるようになりたくて、ネイティブと会話することで英語力を上げたい人は本当にたくさんいる。
さらに彼は日本語がほぼ日本人並みに話せる。私と7年間みっちり会話をしてきたのでペラペラだ。
彼にとっては特別じゃないことかもしれないけど、英語がネイティブで日本語がペラペラな先生は、英語学習者にとってはかなりありがたい。いざとなったら日本語で質問できるし、日本語で解説してもらえるからだ。
ということで、気軽に参加できる1時間の英会話レッスンはきっと需要のあるものだと思う!!
お金って、苦労しなくても稼げる。
この事実を知ったとき、私は信じられない思いだった。だって今まで苦労しないと貰っちゃダメなものだと思っていたから。
嫌なことを我慢したり、面倒な資格を取ったりせず、そのまんまの自分でお金を稼ぐことができるってグッドニュースすぎやしませんか?
それを本業まで育て上げるか、小さな生業のひとつとするかは自分次第なのだけど
自分の中にあるものを活かしてお金を生むということは、誰でもできることだと私は信じているし
1人でも多くの人にぜひとも体験してほしいー!!!って思ってる。
今回の恋人ティムの「英会話レッスンやってみようかな…?」はまさにオリジナルな仕事を作りの第一歩的な瞬間であり、具体例になるとも思ったので、記事を書くことにした(^-^)
オリジナルな仕事の作り方マガジンは、本当におすすめです。
まだ読んだことないよ〜って方はぜひとも読んでみてほしいし
もう読んだよ!って人もぜひとも暇なときに読み返してみてほしい!
やっていて苦じゃなく、むしろ楽しいと思えるような仕事をすることは、幸せな人生を生きる上での必須科目のひとつだ☺︎
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