(全体公開)小学生の夏休みみたいな生活になった話
最近、Apple WatchとAirPods ProをFacebookで販売した。
メルボルンでは、物や不動産を販売するときにFacebookマーケットプレイスを使用するらしい。
物を販売した場合のお渡し方法は、郵送、相手の家にお届け、待ち合わせの3パターン。
私は待ち合わせを試してみることに。
メルカリの非対面取引に慣れすぎて、何時にここで会いましょうというやりとりが新鮮だった。
取引の先には必ず人がいるんだなぁ…ということを改めて実感した。
Apple Watchは、日本人の女性に譲った。
ビクトリア図書館で「あの〜」と声をかけられ「あ!どうぞ!!」とお渡ししたものの、私としたことが、譲渡時に必要なアクティベーションロックの解除をまんまと忘れていた。笑
その場でやろうと試みたものの、スムーズなwi-fiがある環境で、充電器にデバイスを置きながら、時間のかかるアップデートを待つ必要があるとのことで、家に帰らない限りできないやつだと悟り、泣く泣く「…すみません、別日でもよろしいでしょうか…?」と提案。
申し訳なさすぎて、スムージーをご馳走して30ドル値下げすることに。
親切な方で快く受け入れてくれた。
貴重な時間を割いて来てくれたんだ。取引をするからには「得したな」と感じてほしい。
念入りに準備した後日、お渡し成功。
AirPods Proは、サウスメルボルンマーケットで待ち合わせをして渡した。
アイコンややり取りの感じからオーストラリア人のおじさんが来るのかと思っていたら、まさかの長身で爽やかで可愛らしいティーンの男の子がやってきた。
「…Riko? :)」と声をかけられて、予想外の風貌に「イ…イェス!」と戸惑いながら返事をした(笑)
愛用していたデバイスを手放した私の手元には200ドル以上がやってきた。
なぜ2つのスタメンデバイスを手放したのか?
私は「何もしない」をしていきたいのだ。
例えばバスに揺られながら木々を眺め、風を感じながらボーッとしたい。
今の私はそれが贅沢なひと時に思えてならない。
それに、いいアイデアというものはたいていボーッとしているときに降ってくるものだ。
あと「ながら作業」を卒業したい。
ご飯を食べるときはご飯の味に集中したい。
誰かが
と言っていた。
ただポップコーンを食べるだけだと半分も食べられないはずだと。
効率を上げるためにもながら作業は必須だと思ってきたものの、実は集中力が分散されて効率が下がり、何かをやりすぎてしまうと思った。
ご飯を食べるとき、移動するとき、家事をするとき、ポッドキャストやYouTubeの聞き流しをやめられず、耳から絶えず情報が流れていたのはAirPodsがあるからだと思った。
ということで、手放してみることに。
たくさんお世話になりました、ありがとう。
Apple Watchは通知に瞬時に気付けるので肌身離さずつけていたものの、通知が来るたびにスマホをパッと開き、ついでにアプリをハシゴして時間が経過してしまうので、思い切って手放してみようと思った。
Apple Watchを手放す前に、メルボルンのおじいちゃんが営む時計屋さんを訪れた。
二十歳を迎えた頃に父から贈られた時計と、おばあちゃんから受け継いだクラシックな時計に新しいバッテリーを入れてもらった。
長らく止まっていた針はやがてチックタックと動き出し、命を吹き返した。
ファッションのアクセントにもなり、ただ静かに時間だけをお知らせしてくれて、今はそのシンプルさがとてもありがたい。
さて、ここからがようやくタイトルのお話。
10年続けて毎日何度も開いていたインスタグラムのリア垢を手放し、Apple WatchとAirPordsを手放し、スマホとの付き合い方を見直してからというものの
私の生活は小学生の夏休みみたいになった。
最近は、友達を誘って近所の野原でピクニックをして、学生時代ぶりにお弁当の具材交換をした。青空の下で食べるお弁当は格別だった。
小さなボールを買って、彼とキャッチボールを楽しんだりもした。
ただボールを投げ合っているだけなのに、特定の話題について話し合っているわけでもないのに、変化球が飛んできただけでなぜかおもしろおかしくて笑ってしまった。
南半球のオーストラリアは夏めいていて、昨日は特に暑かったので彼とビーチに行った。
ベトナム料理屋さんで腹ごしらえをして
水着を来てふわふわの砂浜に座ってボーッとしたり、熱心に城を作ったり、裸足で砂の上をただただ歩いたりした。
特別なことは何もしていないけど、1日の終わりに今日楽しかったねと言い合った。
メインのデジタルデバイスを2つ手放して、スマホを以前よりも触らなくなって、ちょっぴり不便にはなったけど、今のシンプルな生活に大きな自由と並ならぬ心地よさを感じている。
私は、小学生の夏休みみたいな今の生活がすこぶる気に入っている :)
実は昨晩、スマホ疲れ解消noteを書いた。
スマホについて色んな記事を書いてみたけど
私はスマホを使う時間を”ゼロ”にしよう!と提唱したりしない。
ただ、かつて自分も経験していた『スマホ疲れ』に悩む人が、一人でも減るといいなと思ってる。
一人でも多くの人が、デジタルデバイスとの心地よい付き合い方を発見できたらいいなと思う。
そのために自分ができることは経験とヒントをシェアすることなので、書いてみることにした。
有料noteですが、目次の最初の項目は無料で読めるので、気になった方はぜひ読んでみてください♪
マガジン版も、記事単体も、内容は同じです💌
Thank you !!!
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スマホ疲れ解消note
スマホ疲れを解消して、スマホとの心地よい付き合い方を発見したい人に宛てた『読み切り記事』を収録しています。どうしてスマホ疲れが起こるの?う…
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