№169【2分で読める】日々の暮らしにクスっとエッセイ『あ~スッキリした』
ある日、ワタクシが好きな節約系の動画を観ていたら「人には言えないけれどやっていること」とか「これもしかして私だけ?」というような、ちょっぴり言いにくい節約方法を紹介していた。
小さくカットして使う、薄めて使う、手作りする、じゃない使い方をするなどなど、いろんなアイディアがあってとても勉強になる。
その中に「お風呂の残り湯を使って洗濯する」と言っている人がいて、ワタクシ心底驚いた。
「え? ワタクシもふつうにお風呂の残り湯を使って洗濯しますけど。それって人には言えないことなの?」
自分の常識って、常識ではないかもしれないとドキドキし始めた。
も、もしかして、この方法も?
それは使った油を捨てる方法。
ワタクシ、以前はなんの変哲もない100均の油を吸わせるパットを使っていた。これが安くて便利で超簡単。ある時、別の100均に行ったら、見たことがない新種を見つけた。説明書きを読むと、その紙袋に油を注げばそのまま捨てることが出来るとのこと。
「今使っているものより簡単そうじゃーん」
迷わず使ってみることにした。
ところが開けてみてビックリ。そこには縦半分にバッサリと切られているトイレットペーパーが2つちょこーんと袋に入っているだけ。
「ひょーっ! 斬新すぎる~!」
製品にならなかった、なんだかのNGトイレットペーパーの再利用だとは思うけれど、まさか見慣れたあれを台所で見るなんて。
今後トイレでカミに見放されるたびに「あのカミさえあれば・・・」と悔やむことになりそうなので、ワタクシそれ以降、油の捨て方を変えることにした。
それは紙パックか使用済みの大きい紙コップに、一度使った軽傷のティッシュペーパーをたくさん詰めて、油を吸わせてポイする方法。つまりゴミを再利用。これにより、油を捨てるためのグッズをわざわざ買うことなく、ナチュラルに100円をケチることに成功した。
自分の常識って、常識ではないかもしれないと知った今、誰かに言って目の前で失笑されるのもアレなので言わずに文章にした。
あ~スッキリ。