【ちっちゃいポワポワ キンカチョウ・109日目】202201028 「ジーーーーーッ」
わが家の小鳥、キンカチョウ(錦華鳥)、二羽目のコッコ。
好奇心旺盛でゴチャついたテーブルを散歩するのがお気に入り。
PCでカタカタさせているとキーボードをうろつき、気分がのれば一緒にキーボードをつついている。
なので、最近は近くに寄ってきてほしいときに、ワタクシワザとPCをカタカタ言わせているとかいないとか。
ある日、ノートにインクのたっぷり出る太字ボールペンでメモをしていた。
するとコッコがメッチャダッシュで近寄ってきた。
しばらく書いた文字をジーっと見いていたと思ったら、急に敵意をむき出しでペン先を攻撃してきた。
え?
足払い並みにツンツンしてくるので字がゆがむ。
書くのをやめるとコッコは距離を取りじーーと見ている。
続きを書き始めると再び近寄ってきてペン先を攻撃。
「あの~、メッチャ書きづらいんですけど・・・」
なんだろう? もしかして・・・
白い紙に文字が浮かんでくるのが不思議なのかな?
突然黒いものが現れたらビビるよね?
そっか、こうやったら遊んでくれるのね~。
ところが再び文字を書き始めたらコッコはすでにこの遊びに飽きていた。
うそーん。
また別の日。
ポワポワ兄ちゃんとコッコが巣材の毛糸で何やらもめている様子。
それを見ていたダンナ。
「ポワポワ兄ちゃんがお気に入りの毛糸を運んできました。『あ~メッチャいい感じ。これでフワフワの寝床になるな』すると向こうからやってきたコッコ、『ちょっとぉ~、このダッサイ毛糸巣の中に入れないでくれない? 私、狭いのが嫌いなの、ポイッ』。」
それはそれは楽しそうに、ちょっぴり悪意のある2羽の会話をアテレコしはじめた。
「さあ、あの毛糸はどうなったのでしょうか」
と、ダンナが続きを語り始めた瞬間、ダンナがビビった。
ジーーーーーッ。
メッチャ白けた表情で二羽の小鳥が、同じタイミング同じ角度でダンナの方を見つめていた。
「え? え?」
まるで内容までしっかりと伝わったかのような表情の2羽。
「聞いていましたとも。全~部」
今までの喧嘩がピタリとおさまり
「ふん!」
とでも言っているように2羽は仲良く巣の中に入っていった。
「あの子たち絶対に話が分かっているよね?」
小鳥はみーんな知っている。
飼い主の言っていることも、あしらい方も。そして自分たちがメッチャ可愛いことも。
15gもない小鳥に振り回される飼い主達。
これを世間で「キンカバカ」と言うらしい。
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