2分で読める子育てエッセイ№948『できるかどうかやったみたら?』
ある晩、風呂場の方でダンナと小4の息子・イチが何やらゴニョゴニョと言い合っていることに気がついた。
「絶対にできないからやめておけ」
とダンナが言いながらリビングに来て、引き出しをゴソゴソした後、また風呂場の方にしぶしぶストローを持って行った。
その様子を見て、ワタクシすぐにピーンときた。
「イチがすいとんの術ゴッコしたがってるでしょ」
すいとんの術ゴッコ。それは忍者の定番、水に潜ってシュノーケルみたいに呼吸するやつ。今回はストローでやろうと思ったらしい。
「せっかくだからできるかどうかやってみたら? これも使ってみる?」
ワタクシが息子に渡したのは、あと三周くらい残っているラップの芯。いつもだったら使い切るまで絶対に渡さない。けれどそれは先日から何度やっても何をやっても切り口が見つからず、捨てようかまたチャレンジしようかと未練たらしく取っておいた残骸。
この際、ワタクシの数日のモヤモヤを息子の水遊びで、水に流してもらうことにした。
バイバイ!
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ε=ε=(ノ≧∇≦)ノ