わが家の戦いは終わった
わが家のトイレのドアには4年間、
「絶対に負けられない戦いが、そこにはある」
という黄色のリボンが貼られ続けている。
思い起こせば4年前、長男が高校3年生だった頃、親として初めての大学受験を経験した。
このリボンは当時、サッカー関連の何かを買った時に付いてきたリボンだったと思う。
受験生である息子への応援とメッセージを込めて、トイレの内側のドアに私が付けた。
その後、長男は浪人の道を選び、同じ年に次男の高校受験があったため、このリボンは外さずに付けておいた。
長男の大学受験を教訓に、次男には高校入学と共に大学受験生であると言うことを常日頃言い聞かせてきた。
だから、このリボンは次男の大学受験が終わるまで外さないと決めた。
そして今日、全ての戦いの結果が出揃い、次男の進学する大学が決まる。
今日仕事から帰ったら、私はこのリボンに感謝しつつ、外そうと思う。
4年前掲げたわが家の戦いは、今日完全に終わるのだから。
そして、息子達を待っているこれからの人生の、もっともっと大きな戦いは、自分で自分を鼓舞し、立ち向かって行かなくてはならないのだから。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?