オムツが漏れる!?意外と知らないギャザーの重要性
こんにちは。訪問介護サービス提供責任者のスタッフkです。
弊社では「まいらいふ介護チャンネル」というYouTubeチャンネルを運営しています。
このチャンネルは完全に手作り!
撮影・編集はもちろん、内容決めも全て普段はケアに出ている介護福祉士が行ないます。
そんなチャンネルですが、たくさんの方々に見ていただき、本当に、心から感謝しています。
⭐️一番人気はオムツ交換動画
ゆっくり更新中の「まいらいふ介護チャンネル」ですが、いくつかある動画のなかでも、オムツ交換に関するものの再生回数が多いんです。
・基本の手順
・ズレた場合の調整方法
・軟便のときのコツ
・拘縮がある方への対応
などコメント欄にいただくご質問やリクエストを参考にしながら、少しずつ種類を増やしています。
やっぱり介護をするなかで、一番に気にされるのが「オムツ」なのかもしれません。
オムツから排泄物が漏れてしまうと、ご本人の不快感や体が冷えるだけでなく、室内の衛生環境も悪化しますし、介護するご家族の負担も増えてしまいます。
そのため、「なんとか上手にオムツを当てたい」と動画を見て下さっているのだと思います。
数ある動画の中から見つけていただいたこと、本当に有難く、とても嬉しいです。
⭐️オムツのギャザーはプロでも見逃す
オムツ交換の動画内でも、繰り返し「ギャザー」についてご説明しています。
というのも、オムツの位置があっていて、一見すると綺麗に当てられていても、
・ギャザーからパッドがはみ出ている
・ギャザーが織り込まれて機能していない
などが原因でオムツが漏れることが多いからです。
介護の現場はチームで担当します。
そのため、基本的に「私が今から替えるオムツは、他の誰かが当てたもの」です。
逆に、「私が当てるオムツを次に替えるのは他の誰か」になります。
同じ事業所の介護士のこともあれば、他の事業所の介護士さんや看護師さんのこともあります。
そんなときに、オムツが漏れている原因は色々あるのですが、プロでも「ギャザー」を見落とすことは多いようです。
(もちろん、いくら上手くオムツを当てても、排泄物の量や出方で漏れてしまうこともあります)
⭐️ギャザーを活かす、3つのポイント
ギャザーは、排泄物をせき止める「壁」の役割です。
つまり、パッドやオムツに吸収しきれなかった排泄物を、外に出てしまう前に止める最後の砦がギャザーなんです。
そのため、オムツ交換の時には
🌸ギャザーをしっかり立てる
🌸ギャザーが鼠蹊部に沿っている
🌸パッドがギャザー内に収まっている
この3点を確認する必要があります。
オムツを当てる時に確認し、さらにズボンを履いていただく前にも確認します。
そうすることで、特に外漏れを防ぐ効果が高くなります。
⭐️ギャザーは最後の砦
「サイズの合ったオムツ」を選び、「正しい位置に当てている」のに漏れる。
そんなときはギャザーを確認してみてください。
パッドがギャザーから出ていたり、そもそもギャザーが極端に小さいオムツを選んでいるかもしれません。
(一般的に売られているメーカーのオムツは大丈夫です。海外通販サイト等で売られている、聞いたこともないような会社のものは要注意)
排泄物が外へ出てしまわないよう、衣服やシーツを汚さないよう、ギャザーは最後の砦です。
プロでも見逃しがちなギャザー。
存在感は小さいですが、実はものすごく大切な機能を担っています。
オムツが漏れる、シーツが汚れるなど、オムツ交換がうまくいかない時には、ギャザーを意識してみてはいかがでしょうか。
弊社では、個人の苦手に合わせた「おむつ交換パーソナルレッスン」も行って追います。お近くの方は、ぜひご検討をよろしくお願い致します。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
『神戸|介護事業所の有限会社まいらいふ』
・YouTube「まいらいふ介護チャンネル」
・おむつ交換パーソナルレッスンはじめました!
・会社様向け介護離職防止セミナーも開催