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今日も今日とて10億円。
仕事は閑散期に入っていて、相変わらず暇な毎日を過ごしている。
最近の私の関心事としては、この暇な時間をどのようにして乗り切るかしか考えていない。
暇は悪だ。
少しでも暇な時間ができると、私の怠惰な心の隙間にするするっと入ってくる。
「仕事なんか放っといて帰っちゃえよ」
何度も悪魔の囁きを振り切る。
いや、有給があればそんな囁きに簡単に乗っかっているだろう。
でも、さすがに帰れない。
これ以上の減給はキツイ。
仕事、会社に対しての責任なんてものは持ち合わせていない。ただ自分の都合だけで必死に帰りたい衝動を抑えているのだ。
そんなこんなで、暇な時間を乗り切るために毎日「もしも10億円が当たったら」という妄想で乗り切っている。
この記事を書くにあたってロト7のキャリーオーバー金額を調べたら23億円となっていた。
最早10億円どころではなくなってきてるけど、まあ私の妄想では10億円にしておく。
と言っても、10億円があっても妄想の中の生活は今とさほど変わらない。
強いて言うなら家を買ってるのと、高級車を買ってることぐらい。あと仕事は辞めた。
高級車の内容は、日によって変わる。
今日はマセラティ ギブリか、BMW650グランクーペの気分。
昨日はベンツSクラスとかポルシェ カイエンとかだったな。
朝子どもたちを学校に送り届けたら、筋トレしてカメラ持って散歩に出て、妻と一緒に銀座にショッピングなんか行ってみたりする日常。
そんな妄想をしてると、何だかんだ時間が過ぎている。
繁忙期にもなると、こんな妄想をしてる時間すらないほど忙しくなるので、こういった時間の過ごし方をできるのも今のうちだけだ。
妄想の解像度を上げてみると、自分がホントにしたい理想の暮らしみたいなものが見えてくる。
私ぐらいのプロ妄想家になると、すでに何百回、何千回と繰り返してきたので、かなり洗練されている。
その結果として、やはり今と比べてもそれほど変化のない生活を妄想しているのだ。
つまり、今の暮らしが幸せだなと思っていることになる。
だって、せっかく妄想の世界なんだから好きなだけ贅沢三昧すればいいのに、洗練された私の妄想では贅沢な暮らしぶりはほぼない。
まあ高級車に乗っている程度の贅沢はあっても、ブランド品を買い漁るとかもないし、めちゃくちゃ豪邸に住むとかでもない。
海外旅行しまくりとかってこともなく、むしろ、息子のサッカーのスケジュールや娘のダンス、その他習い事の隙間を縫って細やかな楽しみができたらいいなぐらいの妄想。
今の暮らしに満足していないようで、ちゃんと幸せを感じられることもわかったし、暇な時間を楽しむこともできるので、「もしも10億円当たったら」という妄想生活をやってみることをおすすめしたい。
誰でも無料で手軽に楽しめるし、自分の理想の暮らしを見つめ直す好い機会にもなるかもしれない。