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子どもが実体験で経済を学べる貴重な時間。

昨日、うちの地域にあるNPO団体が主催したイベントに参加してきた。

子ども縁日なるイベントなんだけど、出店者は全員小学生。店員さんももちろん小学生。

基本的には親の出番はない。

準備を手伝ってあげる程度で、店舗運営はすべて子どもたちが行う。

このイベント、何がすごいって本物のお金を使ってやりとりするところ。

うちの子どもたちは紙で作った魚を釣って、紙に書かれてるポイントに応じて景品を選べるというお店を出していた。一回100円。

妻と子どもたちで計画、準備を夏の間にやっていたらしい。

イベントの主催場所は地域の公民館のような場所で、恐らく何らかの手段で事前に告知されていたであろうお客さんたちがたくさん集まった。

約3時間ほどのイベントだったんだけど、この3時間は子どもたちにとってものすごく貴重な学びの時間になったと思う。

お店の前を通る見込み客に対してのアプローチや、接客スキル、呼び込みなどなど、どうすれば集客してお客さんに楽しんでもらうかをあれこれ考えながら店舗運営していた。

始めは緊張からか2人とももじもじしながら呼び込みの声を出したり接客していた。

それが少し時間が経つと、2人とも会場中に響くぐらい大きな声を張り上げて呼び込みをし、来てくれたお客さんへの案内もスムーズにこなせるようになっていた。

たった3時間の中でもずいぶんと成長した。

その姿を見られたことが嬉しい。

この日のイベントで子どもたちが頑張って稼いだ利益は2,500円ぐらいだったかな。

3時間、必死に声を出して稼いだお金が2,500円。2人で割れば1,250円にしかならない。

でも、小学生のうちにお金を稼ぐこと、働くということをリアルに体験した経験値の方が、稼いだ金額なんかよりも遥かに大きい。

経済、経営というものを子どもたちにリアルに体験させてくれたイベントは、とても貴重な時間になった。

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