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サッカーを通じて人間性を育む。
我が息子、11歳にしてすでにサッカーキャリアは7年になる。
もうすでに人生の半分以上はサッカーに情熱を注いでいることになる。
一度もサッカーをやめたいと言ったことがない。それどころか、隙を見ては「パパ、ボール蹴ろ」って言ってくる。
なかなか私の時間がとれなくて一緒に蹴ることができていないのが申し訳ないんだけど、飽きずに取り組めるものがあるのは素敵なことだ。
で、先日、そんな息子の試合観戦に行ったときに、ピッチの中からちょっと信じ難い発言が聞こえてきた。
試合展開的には息子チームが終始ペースを握っているような試合展開で、相手を追い込むような形。
そんな状況に苛立った相手選手の1人が、声をあらげて仲間を罵倒する姿が度々目についた。
ときには、誰に向けてかわからない「殺すぞ」なんていう言葉まで飛び出す始末。
私自身、小学生、中学生、社会人とサッカーをやってきたけど、試合の中で「殺すぞ」というワードを聞いたことが一度もない。
試合の中でそういった発言が飛び出すことにはもちろんだけど、小学生が日常的にそういった敵意を人に向けていることに恐ろしさを感じた。
試合が終わった後に、息子チームの選手たちの会話が聞こえてきた。
「殺すぞはさすがにやばいだろ」
「仲間のこと責めても何にもならないのにね」
こんな趣旨の話をしていて、安心した。
少なくとも息子の周りにいる友だちはそういった感性を持っている子たちで良かったなと思う。
息子チームはサッカーの技術よりも人間性の育成が一番重要だというコンセプトで運営している。
どれだけサッカーが上手くても、人から愛され、応援される人でなければプロにはなれない。例えなれたとしてもプロ選手生命は短命で終わるだろう。
挨拶、礼儀、自主性など、間違いなく息子はサッカーを通じて成長している。
サッカー云々よりも、このまままっすぐ育ってくれたら親としては何より嬉しいことだ。