やり場のない怒り。
息子が学校でケガをしてきた。
いや、ケガをさせられてきた。
ケガの内容としては下記。
背中の皮下出血
尾てい骨にヒビ
腰を強打したことによる打撲
現在、息子はコルセットを巻いて生活している。
このケガが起きた原因としては、"小学生のいたずらあるある"で、座る瞬間に椅子を引くあれ。
もちろん、いたずらで済ませていいような話ではない。
過去にはそれなりにこのいたずらが原因で半身不随になってる事例もある。
現に息子はこれだけのケガを負っている。
幸いなことに、時間が経過すれば治るケガだから良かったものの、ケガをしたときの状況を聞くととにかくひどい。
授業終わりに移動をする際、少し頭が痛かったから椅子に座って休もうとしていたところ、椅子を引かれてしまったらしい。
そこで倒れた息子を見て、加害者は1人で笑っていたとのこと。
言葉を選ばずに率直な感情を吐き出すとしたら、このガキに二度と感情を表に出せないぐらいの恐怖を与えてやりたいとさえ思った。
何が起きたのか、なぜ自分がこんなことをされなければいけないのか、頭も痛いしぶつけたところもあちこち痛いしで、いろんな感情が入り乱れて涙が止まらなくなってしまった息子。
その後は1時間ほど保健室で休んだあと、笑顔で教室に戻って授業に参加したとのこと。息子の強さを尊敬する。
これらの話を、放課後に妻が学校に迎えに行ったときに初めて担任から聞いて、妻はすぐに私に電話をくれて私が知ることとなった。
時刻は15時。
その後の仕事は、腸が煮えくり返るような気持ちを抱えたまま過ごすことになった。
これらの話を聞いて、私は5時間目あたりに起きた事件なのかなと思っていたら、何と1時間目だったと聞いてさらに衝撃を受けた。
一番悪いのはもちろん椅子を引いた張本人だ。
でも、1時間目という早い時間帯に起きたこと、しかも腰の痛みを訴えている息子をそのまま授業に参加させて放課後になってから報告してきた学校もどうかと思う。
その話を聞いて妻はすぐに病院に連れて行ったところ、冒頭の診断結果だった。
腰は「体の要」と書くぐらい、身体の中でも重要な部位だ。
そこを傷めたという時点で連絡をしてほしい。
息子は将来はプロサッカー選手になることを目標に、真剣にサッカーに取り組んでいる。
今回はたまたま時間の経過とともに治るケガだったから良いものの、一生立つことすらできない身体になってしまったらとか考えるとゾッとする。
息子にとってサッカーは心の拠り所なだけに、今週末の練習時間を奪われたことすら許し難い。
それでも、ここまで書いてみて思い返すと息子は加害者を非難するようなことは私には一切言わなかった。
それどころか、放課後遊ぶ約束をして「仲直りしよう」とまで言っていた。
息子のこういった強さと優しさはホントにすごいと思う。尊敬する。
私なら、ここには書けないぐらいの汚い言葉で相手を罵倒してるとだろう。
息子の気持ちを追い越して怒りをヒートアップさせるのも何かちがうなと思うので、この件はこれで終わり。
まあ先方の親御さんからはすぐに謝罪の連絡もあったわけだし、息子の優しさに免じて許してやることにする。
勢いに任せて書いたから、ぐちゃぐちゃな文章になってしまったけど、子育てをしてるとこういったことは今後もあるかもしれないということだけは肝に銘じておこう。