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自分にベクトルを向ける。

ある方のnoteで、Jリーガーと一緒にサッカーを楽しんだ的なことが書かれているものを読んだ。

その中で、強烈に印象に残った部分があるので、紹介したい。

さぼってくれてありがとう。さぼる選手がいるから、差ができる、おれは成長できる!!

股旅フットボーラーさん:Jリーガーと初蹴りより

これは、2025年の初蹴りでの出来事で、プロアマ問わず参加していた初蹴りイベント時に、負けたチームが罰ゲームで走るという遊びの中で出た発言とのこと。

本来は試合に勝ったから走らなくてもいいプロの選手も、負けた人たちと一緒に走るどころか率先して先頭を走り、さらに手を抜いてる人に対して上記のような声掛けをして煽っていたらしい。

手を抜くな!サボるな!

こんな声掛けをしてしまいがちなところだけど、常に自分にベクトルを向けてるマインドの人は一味ちがった。

サボってくれる人がいてラッキーなんて、凡人にはとても思えない。

手を抜いたりサボったりしてる人を見ると、何であいつはサボってるんだと感じるかもしれない。

人によってはむしろ一緒にサボれそうな人がいてラッキーぐらいにしか思わないかもしれない。たぶん私はそっち側。

こういったところに、プロになれる人、なれない人の差が出るんだろうなと思った。

サボってくれる人のおかげで自分を差別化できる。

こんな発想を持ったことが一度もなかった。


この話から、昔、新聞屋で働いていたときのことを思い出した。

「新聞屋なんて大抵の人はめちゃくちゃサボるし、仕事をテキトーにやる。だから、普通にやってればすぐに評価されるんだからチョロいもんだよ」

こんなことを言っていたかつての上司は、10年も修行期間を持たずに独立して自分の販売店を持つようになった。人によっては何十年もかけてやっとお店を持たせてくれる人がいるっていうのにスピード出世だ。

業界はちがっても、成功する人というのはやはり自分にベクトルが向いてるんだな。

サボってる人、手を抜いてる人を見て腹を立てたり流されたりしてるようでは三流。

心に深く留めておきたい話だ。

↓股旅フットボーラーさんの記事

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