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オヤジの思ひ出話~第18話「新人教育」

1999年の4月末、入社15年目を迎えていた私が、異動を命じられて移ってきた部署は、監督者の部長を除くと、新入社員3人、2年目の社員2人、そして私という「新人だらけ」の職場でした。

その部署は取材活動を担当していましたが、部長からは「新人たちの面倒をみてほしい」と言われ、後輩たちの原稿をチェックして出稿するデスクの役目を担うことになったのです。

振り返ってみると、後輩たちを一人前の記者に育てなければならないという使命感が空回りし、必要以上に厳しく接していました。「トロッコたちを汽車(記者)にする」と、当時は口癖のように言い続けていました。

私なりに一生懸命努めてきたつもりでしたが、今考えると、コミュニケーションが下手くそで、自分が後輩の立場なら「嫌な奴」と思ってしまうような高飛車で生意気な先輩だったと苦笑します。

救いだったのは、仕事が嫌になって辞めた後輩がいなかったことです。今も在職して頑張っている人もいれば、退職後に別の仕事で活躍している人もいます。元々、私よりはるかに優秀な人材だったということでしょう(笑)


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マイケルオズ@日々挑戦する還暦兄さん(フリーランスライター)
noteでは連載コラム、エッセイをほぼ毎日書いています。フリーランスのライターとして活動中ですが、お仕事が・・・ご支援よろしくお願いいたします!