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歴史・人物伝~松陰先生編⑩奇兵隊を作り上げた男・高杉晋作
歴史・人物伝~松陰先生編の第10回です。吉田松陰(松下村塾)の教え子たちの二人目は高杉晋作を取り上げます。
松陰が「防長第一の人物」と評した久坂玄瑞の良きライバルであり、友人でもあった高杉晋作は、塾生の中でも身分の高い武家の出身です。入塾して間もない頃は、武士としてのプライドも高かったと思われます。
しかし、身分を超えて集まった優秀な塾生たちを見て、「人材は決して武士の中だけにいるわけではない」と考えるようになりました。それが、松陰の教えの一つ「草莽崛起(そうもうくっき)」につながるのです。
草莽崛起とは、在野の人々に変革を促すという意味です。晋作は、それを実践に移し、様々な身分の人たちが混在する軍事組織「奇兵隊」を創設します。やがて、倒幕に向かう長州藩の主力部隊に育っていくのです。
晋作が、松陰からの手紙で学んだ有名な言葉があります。
死して不朽の見込みあらば、いつでも死ぬべし。生きて大業の見込みあらば、いつでも生くべし
人の生死は「自分が何を成し遂げるか」によって決まる、と言いたかったのでしょう。若き晋作の心に刺さった言葉は、その後の生き方に影響を及ぼしていったのです。
高杉晋作はたくさんのエピソードを残し、幕末でも極めて魅力的な人物です。個人的にも大好きな偉人なので、いずれ「晋作編」として紹介できればと思っています(笑)
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