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人間の出る幕はまだまだある!
ファーストリテイリングがこの度、自動倉庫を拡大。
世界の主要市場で最新鋭の倉庫を建設し、EC強化に励むとのこと。
アマゾンなどにも代表されるように、もはやネットでの買い物は主流になりつつある。
そのために、物流の機能を自動化してより多くのEC需要に対応できるようになる。
この流れは、至って合理的である。
しかし、この”自動化”には多くの人が誤解されている点がある。
それは「”省”人化はできても、”無”人化はできない」という点だ。
自動でやってくれるなら、人は必要ないということにはならない。
確かに自動化により、人手では対処できないほどの量を捌くことはできる。
それが自動化でもたらされる大きなメリットだ。
しかし機械である以上、やはり時には不具合も出る。
そんな時には、やはり人による手直しも必要になる。
しかも厄介なことに、それも誰でもいいという訳でもない。
高度な機械であればあるほど、やはり技術も必要になる。
事実、私の勤務しているセンターでも人材確保は常に課題となっている。
全くの無人状態で果たせるほど、”自動化”はまだ進んでいない。
それが現状である。
自動化する状況の中、我々人間が全く必要なくなったという訳ではない。
その中でどのように対応していくか。
これを考え、行動していくべきである。